2月1日に始まった沖縄・久米島キャンプから、金武キャンプ、台湾遠征を経て2日に帰国していた楽天は4日、1ケ月ぶりのホーム仙台で合同練習を再開した。

寝違いによるコンディション不良の則本昂大(28)、台湾で右足首をネンザした田中和基(24)らを除く1軍組が、順調な仕上がりをアピールした。チームは5日まで調整を行い、8日の阪神戦(岡山・倉敷)からのオープン戦に備え、再び仙台を離れる。

2月19日に腰の張りを訴え、台湾遠征をキャンセルしリハビリ調整してきた松井裕樹(23)もほぼフルメニューを消化。順調な回復ぶりで「ここからしっかりやれるというところを見せたい。ブルペンも監督やコーチと相談して入って行ければ」と不安を一掃。平石洋介監督(38)も「かなり回復している。ものすごく順調にきているんじゃないですか」と笑顔を見せた。

キャンプは2軍組でマイペース調整を任せられてきた青山浩二(35)も、満を持して1軍に合流。「しっかり2軍でやらせてもらって、ケガなくここまで来られた。ここから競争スタートになる」と気を引き締めた。29日の開幕まで1カ月弱。ブルペンの柱2人の合流は頼もしいかぎり。いよいよ始まるオープン戦で最終仕上げにとりかかる。【野上伸悟】