オリックスの先発山本由伸投手(20)は日本ハム戦で5回を投げて自責0なら防御率12球団トップに並び、5回1/3以上で単独トップに躍り出る。ここまで2試合に先発して同2位の0・53で、すでに3試合に先発した日本ハム有原が0・41でトップにつけている。山本の被安打4は規定投球回数到達者では最少。

昨季はセットアッパーで、3年目の今季は開幕から先発ローテーションの一角を務める。ほっともっとでの先発は初めてだが、昨季は中継ぎで4試合に登板して無失点。前日17日には「ゲームによって状況は変わるので心配はしていない。しっかり準備をしたい」と語っていた。また、昨季は日本ハム戦に7試合登板して無失点と、データ上は防御率トップへの期待が高まる。

日本ハム戦での先発はルーキーイヤーの17年に1試合(17年9月26日)あり、5回8安打2失点で勝敗はつかなかった。

◆山本の今季登板

▽4月3日ソフトバンク戦@京セラドーム大阪

9回1安打無失点、8奪三振(勝敗つかず)

▽4月11日ロッテ戦@ZOZOマリン

8回3安打1失点(自責1)7奪三振(1勝)

◆山本由伸(やまもと・よしのぶ)1998年(平10)8月17日生まれ、岡山県出身。伊部小時代は「伊部パワフルズ」に所属し、捕手。「東岡山ボーイズ」では二塁手として全国大会出場。都城(宮崎)では甲子園出場はなく、16年ドラフト4位でオリックス入り。1年目の17年8月31日ロッテ戦に先発し、2試合目でプロ初勝利。同年は全て先発で5試合に登板(1勝1敗)。昨季はセットアッパーに抜てきされ、全て救援で54試合に投げリーグ2位の36HPと急成長を遂げた。今季推定年俸は800万円から4000万円にアップ。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。