広島の11選手が16日、大分・由布市内でリハビリキャンプをスタートさせた。全国でも有数の温泉地。今季7勝の床田寛樹投手は心身をリフレッシュしながら、レベルアップを誓った。

まずは投球の幅を広げるため、ツーシームの改良を目指す。人さし指と中指の間隔を狭める握りに変え、球速アップと鋭い変化を目指す。左打者の内角を突き、苦手とする右打者のカウント球として有効になる球質が理想だ。「ジョンソンは内野ゴロも空振りも両方取れる。(ツーシームの)スピードを上げたい」。同じ左腕で得意球とする助っ人左腕を参考に、改良を進めていく。

3年目の今季は初めてローテを守り、“ご褒美”ともいえるリハビリキャンプに初参加。「野手の人と話をしたいですね。自分の投球がどう見えるか。打者目線で言えば松山さん、石原さんにも捕手目線で自分の球がどうなのか聞いてみたい」。20日までの由布院滞在を有意義なものにする。