オリックス西村徳文監督がプエルトリコでのウインター・リーグに参加中のT-岡田外野手の復活を待望した。

「すごく頑張っている。(プエルトリコでプレー中の)写真を見ると良い表情をしている。実績もある。もう一回り大きくなってもらって、来年に頑張ってもらいたい。(打線に)厚みが増すので」。

T-岡田は日本時間20日のマヤゲス戦で8回2死満塁から代打逆転満塁本塁打を放つなど、復調気配を見せている。

チームの課題は「得点力向上」だ。今季のチーム打率2割4分2厘、544得点はいずれもリーグ最下位。T-岡田が復活すれば、そんな悩みが改善される。

今季は腰痛などもあり、出場20試合で打率1割2分、1本塁打、2打点と打撃不振で、2軍暮らしが長く、不本意なシーズンを送った。3年契約が終了した今季は、1億5000万円から、減額制限(1億円以上は40%)いっぱいの6000万円ダウンの9000万円+出来高(金額は推定)で新たに3年契約を結んだ。秋季練習では新バットも試した。10年本塁打王が、異国の地で必死にもがき、復活を目指す。指揮官も来季、生まれ変わった姿を期待している。【真柴健】