3連覇がかかるシーズンになる。4年目を迎える西武辻発彦監督(61)だ。古巣の再建を託された17年の初采配から2位、1位、1位と来て、Aクラスは1度も外していない。辻初飛行(発彦?)から1度も落ちず「上昇(常勝?)」を続ける。

二塁手として活躍した現役時代には4連覇(85~88年)、5連覇(90~94年)している。今年も勝てば、現役でも監督でも3連覇ということになる。過去に水原茂、川上哲治、森祗晶の3人しかいない。巨人出身監督の「あと辻(継ぎ?)監督」である。

監督として2度達成したパ制覇は、クライマックスシリーズで敗れ、日本シリーズには進出していない。西武で同僚だったソフトバンク工藤公康監督に黒星を「食らいまっくす?」。それでも通算247勝176敗、6分け、勝率5割8分4厘は見事な成績だ。

毎年、主力が抜ける現実がある。菊池雄星(マリナーズ)浅村栄斗(楽天)が続き、今年は秋山翔吾(レッズ)を欠いて出陣する。悔やんでも「翔吾(しょうが?)」ない。開幕までに「辻(次?)なる戦力」を育て、3連覇に挑んでもらおう。(おわり)

【米谷輝昭】