楽天藤平尚真投手(23)の、本拠地初勝利はお預けとなった。

今季は1軍3試合で中継ぎ登板をしたが、2年ぶりの先発マウンド。直球は最速150キロを計測し、力強い球でオリックス打線を4回3安打1失点に抑えた。「(直球を)一番見て欲しかった部分でもありますし、この球を軸に投げるということはずっと決めていました。カウント負けをしていた状態でもある程度差し込めたとは思うので、その部分は収穫かなと思います」と手応えをつかんだ。

一方で、四球に苦しみ、4四死球。4回まで81球を要し、降板となった。「あの球数だとリリーフの方々に迷惑をかけてしまう。腕を振りつつも球数を抑えられるように、次回の登板に向けて調整したいと思います」と前を向いた。

石井GM兼監督は「ボールは荒れていましたけど、反省できる範囲の中の投球だったと思う。球としてはいいボールを投げているので、期待できる投球だったんじゃないかなと思います」と評価した。

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