阪神が乱打戦の末、オリックスに敗れた。これにより2位ソフトバンクの自力優勝の可能性が復活し、ウエスタン・リーグ連覇へ点灯していたマジック「5」は消滅した。
先発ジョー・ガンケル投手(30)が2回9安打8失点と大炎上。4回から登板した3番手秋山拓巳投手(31)も2イニングで4失点。5回終了時には最大10点ビハインドとなった。
打線は井上広大外野手(21)の2打席連発を含む7本塁打で、一時は1点差に迫ったが、あと1歩及ばなかった。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-乱打戦だった
「負けてるやん。(本塁打が)7本出たからってどうってことない。15-13で。最低15-15なら値打ちのあるホームランだけど。打った方は個人的にはあれだけど、それで満足しとったって、なんの進歩もないわ」
-秋山が緊急降板
「膝がまた、ちょっとひっかかるじゃないけど…。という話なので代えた」
-先発ガンケルは
「この前の3軍の試合も良くなかったもんね。向こうも外国人いたり、杉本がいたりと打線いいからね。全部良い当たりやろ。3回の予定がギブアップだもん。3イニングの予定だったけど、本人がもう勘弁じゃないけど、いいということだったので2イニング。スピードないもんな、コントロールも甘いんでしょ。今のままじゃ(球速)141、142だもん。ガンケルらしさは全く出てなかったね」
-前川は
「いやぁ、前川があれするから、これ3、4番。前川と井上、これはもう楽しみが増えたよ。昨日も言ってるけど、前川が復帰してからというのは、井上が今まで4番で(調子)悪かった時もいろいろあったけど。1年間4番を続けさせて、ここで前川が3番に入ったら、競争。非常に打線に前川が競争のあれ(意識)を植えつけて。故障明けなので、ずっと出ずっぱりというわけにはいかないんでね。守りはまだまだフェニックス(リーグ)からなんだけど。そういったところでは、すごいもんな。最初のショートライナーでも、アウトの打球でも井上が完全に刺激受けて。見事やん。今日なんかビッグフライなんて言えないよ。こういう時こそ、なんで1打席目もっと打てなかったとか。反省をしっかり促さなきゃいけないわけよ。(井上の)2本の本塁打も、もちろん値打ちあるんだけど、凡打の時の悔いが残るなという、そういう悔しさを持たないとあかん、こういう時は。はぁ…、すごい試合やな」
-江越も2打席連発
「江越もすごい。2打席連続なんて打たれへんよ、なかなか。昨日は全然なのに。これが君子豹変(ひょうへん)。もう君子じゃないよな、江越豹変だよ。昨日なんかさっぱりやん。久しぶりにスタメンで使って4打席立ってね。昨日はちょっと真っすぐに差し込まれてるなと話をしてたところだったんだけど。江越豹変。そういうことやろ。昨日と今日ではえらい違う。そういった意味では粘るだけじゃダメ。この時期は。粘るのは当たり前。これを引き分け、もしくは勝ちにいけないところをまだまだオリックスの打線より下よ。15点取られたら15点取らなきゃ」
-山本が3回で交代
「もう8点差で。ケガとかじゃない。でも代わったやつが、江越やろ、遠藤やろ。そんで北條。代わったやつがホームラン打つんだもん。8点差開いたし、(山本は)1打席目にヒット打ったやん。こういう時は、遠藤久しく出てないんで。若いやつにチャンスやってくれるかって言ったら、快くどうぞ、いいですよって(山本が)言ってくれたので。遠藤がスタメンなかなかなかったので。こういう機会に。そしたら遠藤もいいの見せてくれた。やっぱり競争しなきゃだめ」