やっぱり大物ヤ!! ヤクルトが27日、神宮で「ファン感謝DAY2022」を開催し、史上最年少3冠王の村上宗隆内野手(22)が遅刻して登場した。石川や青木のイジりを受けながらトークに参加すると、最後に高津監督から「罰金3億円」を宣告されるなど、恐縮しきりの様子だった。

午前11時開演。整列する選手の中に「村神様」の姿が見当たらない。選手会長小川があいさつを終え、一段落した5分後、ようやくレフト側から小走りで登場。ステージに上がると「寝坊して遅刻しました。すみません」と素直にファンに謝罪。石川からは「(午前)9時までに集合だったんですけど、誰が電話してもつながらなくて。やっと来ましたね。2時間遅刻です」と暴露され、たじたじの様子。直後のトークコーナーでは本塁打後の“確信歩き”について「気持ちいいなと思いながら、歩いてます」とニヤリ。すぐさま青木から「気持ちいいなって。今日の朝も気持ち良く寝てたでしょ」と突っ込まれ、苦笑いを浮かべた。

イベントの最後には高津監督から「ムネ、謝罪したのかよ? ちょっと来なさい」とマイク前に呼び出され「すごく反省してます。明日から毎日7時に起きて、ラジオ体操踊りたいと思います」と再謝罪。指揮官から「罰金3億円ということで勘弁してやろうと思ってます」と“処罰”が下った。愛あるイジりを受けるのも人気者の証拠。日本選手歴代最多のシーズン56本塁打をマークした神宮で、最後までファンの注目を集めた。【鈴木正章】