【札幌レター〈62〉/返信】近藤友喜、J1初のフル出場まで所要38試合 遅い?早い?

前回の「札幌レター」では、北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜(23)がプロ2年目で初めてのフル出場を果たし、札幌移籍後初ゴールを決めた4月27日湘南ベルマーレ戦を振り返った。石川記者からの返信では、MF登録のJ1初のフル出場までに要した試合数ランキングを調べてくれた。J1通算38戦目だった近藤は何位に入るのか。

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7番目に遅い/石川記者の返信

前回は「近藤友喜が示した成長 移籍後初ゴール、プロ2年目で初のフル出場」と題して、湘南戦で第1歩を踏み出した近藤の90分、悔しさを糧に準備した1週間にスポットを当てた。石川記者からの返信では、J1通算38戦目で初フル出場を果たした近藤がMF登録で何番目に遅いのか、これまでで最も遅かった選手は誰か、調べてくれた。

札幌対G大阪 前半、パスを出す近藤(2024年4月6日撮影)

札幌対G大阪 前半、パスを出す近藤(2024年4月6日撮影)

金子拓郎のようなサイドアタッカーへ

90分フル出場の価値が高まっている。コロナ禍を経て1試合の交代枠は最大5人に拡大し、最近は交代選手なしの試合がなくなった。そんな中、札幌のMF近藤が4月27日の湘南戦で初のフル出場。Jリーグ通算47試合目、J1に限れば38試合目だった。札幌担当保坂記者のレターを受け、初のフル出場までに要した試合数を調査したところ、MF登録選手では史上7番目に遅い記録だった。

J1初ゴールを決め、リーグ戦で初めてフル出場を果たした直後の5月3日のC大阪戦は1-1の後半35分に途中交代。同6日の東京戦も1-2の後半26分までの出場だった。もちろん、戦術上の理由もあるだろうが、本人も自覚しているように、最後まで走り続けるタフさは求められそうだ。

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。