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早大・佑ちゃん「世界一目指す」

インタビューに答える早大の斎藤佑樹(共同)
インタビューに答える早大の斎藤佑樹(共同)

 東京6大学野球リーグに新風を吹き込んだ早大・斎藤佑樹投手(1年)が今春のリーグ戦に向けて今月下旬に本格始動する。充実した昨年の経験と、大学2年目への取り組みを聞いた。

 ――昨年は早大に進学し、6大学野球の救世主と言われたが

 「そう言われるのは本当にうれしい。でも、1人だけで6大学を盛り上げるのは無理。自分が救世主と言われることを周りの選手が悔しがることで、大学野球全体のレベルも上がる。そこに、高校野球からプロに行くような選手が少しでも大学に来てくれれば、人気も上がると思う。そういう意味で、次につなげられるようなプレーをしていきたい」。

 ――昨年やり残したものはあるのか

 「タイトルに関してはないが、自分の中では真っすぐの質とか、もっと伸びるのではと思ったものはたくさんある。常に停滞しないようにと考えている。野球に終わりはない。いつでも成長を考えている」。

 ――1年を通じて昨年最も印象に残ったのは

 「やっぱり(日米大学野球で遠征した)米国。あれから自然と米国の打者を基本にするようになった」。

 ――日本の打者との違いは

 ――「真っすぐと変化球の見極めはしっかりしているし、選球眼が良くパワーもある。すべてにおいて日本よりも上。低めのスライダーやフォークボールは、日本なら振ってくれるところを振ってくれなかった」。

 ――具体的な今年の目標は

 「世界大学選手権があるので、タイトルに関しては世界一を目指したい。また、周囲から期待されて活躍するのがプロの選手だと思うので、それを目指したい」。

 ――やはりプロ志望なのか

 「好奇心旺盛なので、何でもやってみたい。教育学部なので先生になって野球も教えてみたい。プロ選手になるのは、その時のタイミングだと思う。故障するかもしれないし、もっと勉強したくて大学院に行くかも。大学卒業してすぐ百パーセント(プロ入り)ではない」。(共同)

[2008年1月17日19時34分]

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