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法大平野は日立から2年後プロ目指す

 東京6大学、東都大学の4年生の進路が24日、ほぼ決まった。今年のドラフトから大学生にもプロ志望届の提出が義務化され「プロ入り」希望を明確にする中、指名漏れした有力大学生も多かった。横浜が上位候補にリストアップしていた法大・平野貴志投手(4年=桐蔭学園)は今秋、早大・斎藤佑樹投手(1年=早実)に大学初黒星を付けた。指名はなかったが、来季は日立製作所に入社し、2年後のドラフトを待つ。

 震えるほど緊張していた。11月19日に行われた大学・社会人ドラフト。平野は同じく指名を待つ大沢裕介外野手(4年=作新学院)らと寮の部屋に待機していた。母親から携帯電話で実況中継してもらいながら、その時を待った。だが「指名されたよ」という言葉を聞くことはなかった。プロ志望が強かっただけに、ショックだった。それでも「へこんでいたのは次の日まで。日立でしっかり頑張って、また2年後、勝負できればいいと思った」と、プロへの思いが彼を再び奮い立たせた。

 今秋の早大戦では、1失点完投勝利で、斎藤にリーグ戦初黒星を付けた。斎藤にとって国内で512日ぶりの敗戦だった。「1年生に負けたくないという意地もあったので、めちゃくちゃうれしかった」と笑顔で言った。

 最速146キロの速球とスライダー、シュートを武器に、大学通算20勝をマークした。「区切りですけど、もっと勝てる試合があった」と数字には満足していない。課題は速球。「キレと勢いをつけたい。そのためにも下半身を鍛え直したい」と話す。

 既に愛社精神も芽生えている。「多くの人に日立の製品を使ってもらいたいです」と“営業マン”としても貢献するつもりだ。横浜市立中山小で同級生だった慶大・加藤幹典投手(4年=川和)は、ひと足先にプロ入り。「僕も早く追いつきたい」。6大学屈指の右腕が、次なる戦いの舞台で悔しさを晴らす。【前田祐輔】

[2007年12月25日9時26分 紙面から]

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