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東京国際大監督の古葉氏が本格始動

- 監督に就任した古葉氏(中央)は、ナインとガッツポーズ(撮影・たえ見朱実)
東京新大学リーグ1部、東京国際大の監督に就任した古葉竹識氏(71=元広島、大洋監督)が4日、埼玉県坂戸市の同大学グラウンドで本格的に始動した。選手たちを前に「選手権に出て佑ちゃん(斎藤佑樹=早大)をたたこう。早く日本一になれるチームをつくろう」とゲキを飛ばした。大学側も「終身監督」(倉田副理事長)と全面支援、かつて「赤ヘル軍団」広島を日本一に導いた名将が、アマ球界に船出した。
古葉監督がいきなりノックバットを持ち出した。工事中のグラウンド。集合した選手を前に、就任スピーチで終わるはずが、早々と動き出した。背番号50。白とブルーを基調にした新調のユニホームで、選手を右に左に走らせた。「どこにも負けない気持ちでやりたい。僕もやるから、一緒に挑戦していこう。優勝してパレードができるようになれば」。片隅に雪が残る中で、71歳の新監督は元気だった。
東京新大学リーグに所属する東京国際大から就任要請を受けたのは一昨年の5月だった。評論家としてプロ野球を見る傍ら、20年以上、子供たちを対象に「軟式野球を世界に広めよう」の活動を行ってきた。野球を通して貢献したいの気持ちは常にあった。家族にも相談、8月には受諾した。ただ06年1月までマスターズリーグに所属しており、学生野球協会の規定で、2年間の経過が必要だった。
プロ時代は75年シーズン途中に広島の監督となり初優勝、11年間で4度リーグ優勝、3度の日本一。大洋(横浜)でも監督を務め、99年には野球殿堂入りしている。こんな名将にこたえようと、大学側も支援態勢を敷く。6月完成予定のグラウンドは中堅122メートル、左右98メートルの広さを持ち、外野は人工芝、夜間照明はもちろん、電工掲示板まで設置された。野球部専用寮、室内練習場も新設される。
今春の入学予定者を加えると部員は150人近い大所帯になる。07年の秋季リーグでは3位だった。「なら2位か1位しかないな。ミスをしない、少ないチャンスを生かす野球。守り勝つ野球をやります」。一時代を築いた赤ヘル広島の機動力野球だ。3月3日からは宮崎キャンプを行う。臨時コーチとしてプロ経験者を招く計画もある。優勝すれば6月の全日本大学選手権、11月の明治神宮大会で早大・斎藤と対戦する可能性もある。アマ球界に飛び込んだ古葉監督、初采配は3月1日、東大戦となる。【米谷輝昭】
[2008年2月5日9時21分 紙面から]
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