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メジャー復帰目指す桑田が明大で講演

明大で講演を行った桑田は、質問コーナーで会場から一斉に手が上がり驚く（撮影・下田雄一）
明大で講演を行った桑田は、質問コーナーで会場から一斉に手が上がり驚く（撮影・下田雄一）

　メジャー復帰を目指す桑田真澄投手（３９＝前パイレーツ）が、１２月３日に渡米し、手術した右足首の最終検診を受ける。２９日に明大で講演を行い、明らかにした。執刀したロサンゼルスの病院で回復具合を確かめた後、本格的な投球の許可を得る見込みという。

　９月１８日に手術を受け、断裂したじん帯２本を修復。帰国してからのリハビリは順調で、すでにサポーターも付けない状態でジョギングが可能になったという。「まだゆっくりだけど家の近くを走ったり、坂道を歩いたり。もらったプログラム通りこなしている」と表情は明るい。「検診でＯＫが出れば遠投なども始めたい」と話し、早期の投球開始に期待を持たせた。パイレーツのハンティントンＧＭには投球可能になれば連絡すると伝えてあり、他球団に関しても本格的な交渉がいよいよ始まることになる。

　この日は初めて大学で講演。約１０００人の学生を前に「大変な時代だけど、長所を伸ばせるよう頑張ってほしい」と激励。かねて引退後には早大で学びたいとの希望を口にしているが、「こうやって縁があるのだから、明治もいい」と“志望校”の変更も示唆していた。【高宮憲治】

［2007年11月30日9時11分　紙面から］

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