黒田が新人カラオケ大会で英語の歌披露へ

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　ドジャース黒田博樹投手（３３）が「新人の洗礼」にあえて挑戦する。チームは２７、２８日の２日間「ドジャー・アイドル」と題した新人カラオケ大会を開催することになり、黒田も２８日に英語の歌で自慢のノドを披露することが決まった。

　ジャイアンツ時代にも同種のイベントを企画したスウィーニー内野手が発案した。黒田は日本での実績を考慮され「やらなくていい」と言われたが、参加を志願したという。「僕はルーキーと思っているし、その覚悟で来ている。これがドジャースタイルなら」と、マウンドならぬステージに向けた断固たる決意を表明した。

　開催許可を出したトーリ監督は「初登板よりも緊張するんじゃないか」とニヤリ。２年前にビートルズの「ヘイ・ジュード」を熱唱してチームに溶け込んだ斎藤は「僕のときはだまされて１人だけ歌った。今回は新人全員なので平等」と温かく見守る。

　黒田はこの日、マイナー打者相手のフリー打撃で４０球を投げた。トーリ監督の見つめる中、フォークボールで空振りを奪うなど、安打性は１本のみ。「意識したところに投げられた」と満足そうに話した。（ベロビーチ＝高宮憲治）

［2008年2月27日9時7分　紙面から］

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