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石井一が西武と正式契約「やるしかない」

西武のユニホームを着た石井一は、笑顔でガッツポーズをつくった(撮影・鈴木豊)
西武のユニホームを着た石井一は、笑顔でガッツポーズをつくった(撮影・鈴木豊)

 ヤクルトからFA宣言した石井一久投手(34)が25日、東京都内のホテルで西武と正式契約を結び、入団会見を行った。2年総額7億円プラス出来高払いで契約。西武にとっては97年にオリックスから獲得した中嶋聡以来、10年ぶり2人目のFAによる選手獲得となった。渡辺久信監督(42)が獲得を熱望した左腕への期待は大きい。石井一は「やるしかない。自分のいいところを出していきたい」と自分流を貫き、期待に応えることを誓った。(金額は推定)

 石井一は初めての国内移籍に戸惑いはなかった。日米通算137勝左腕は、キャリアを支えた自らのスタイルを守ってパ・リーグへ乗り込む。

 石井一「他のチームへのイメージはもともと持っていない。自分のことだけを考えて相手と対戦していきたい。そこで何か(問題が)あればアジャストすればいい。このチームにはこうしようとは考えずに、自分のいいところを出していきたい」。

 チームや対戦相手が変わっても「石井一久」は不滅だった。調整、練習などグラウンド外の部分でも自分流は貫く。自主トレを含めたオフの日程も例年通り、12月10日前後から年末までハワイに滞在しながら行う。「キャンプでも全体練習が終わってからやるのが好き」。日本で12年、米国で4年の経験から、若手の教材となることも期待されるが「僕ができるのは自分をしっかり持って成績を出すこと。個人的な部分をしっかりやっていきたい」とプレーでの貢献に専念することを断言した。

 「わがまま」という意味ではない。「和を乱さずに周りと歩幅を合わせてやっていきたい」と協調性は意識している。「所沢には1月に伺おうと思っています。やっぱり顔合わせはしたいんで」。移籍を「ステップアップ」ととらえ「視野を広げて、新しい友人をいっぱいつくれるチャンスと思っている」と笑顔を見せた。

 ヤクルトが最下位に沈んだ責任を痛感し、9勝10敗の今季の成績には「負け越しはあり得ない」と屈辱を覚えている。「引っ張るのは言葉じゃない。実績、成績がものを言うと思っている。1年目だからこそ、しっかりした成績を出さないといけない」と言葉に力を込めた。独特のキャラクターでチームを盛り上げ、Bクラスに沈んだ西武を救う。【大塚仁】

[2007年11月26日9時58分 紙面から]

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