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福留獲りから阪神撤退、巨人か大リーグ

選手会納会で井上選手会長(左)、立浪と話す福留(中央)(撮影・清水貴仁)
選手会納会で井上選手会長(左)、立浪と話す福留(中央)(撮影・清水貴仁)

 中日からFA宣言した福留孝介外野手(30)の移籍先が27日、巨人か、米大リーグに絞られた。この日、阪神が争奪戦からの撤退を表明。長野県内で行われた中日選手会納会で来季は副会長職を外れることが決まり、事実上チームと決別することになった。

 福留はこの日、岐阜県内で行われた選手会主催の退団者送別ゴルフと、長野県内で行われた納会に出席。これまでファン感謝祭、球団納会と球団主催の行事には姿を見せなかったが、選手会副会長という立場からこの日は参加。12日にFA宣言した時点で他球団への移籍は決定的となっていたが、あらためて9年間在籍したチームとの決別が確実となった。

 またこの日、16日に交渉を行った阪神が撤退することを表明。福留は「僕は何も聞いてないので。まあ確かに11月の最後までに(阪神側が回答が欲しい)という話はありましたからね…。ただ僕は(阪神から)はっきりと聞いたわけではありません」と話した。

 これで移籍先は国内の巨人か、米大リーグに絞られた。29日には名古屋市内で代理人ジョー・アーボン氏と会談。米大リーグからのオファーについて報告を受け、本格的な検討に入る。「10日くらいには動きがあるかもしれない」と12月中旬の渡米もにおわせた。【鈴木忠平】

[2007年11月28日9時7分 紙面から]

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