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福留高過ぎ、巨人が獲得を断念

 巨人が9日、補強の目玉として進めてきた福留の獲得を断念した。メジャー球団との争奪戦になり、国内球団では巨人だけが残っていた。だが、清武代表は「話を総合すると、獲得交渉を断念せざるを得ません。彼の獲得は悲願であり、巨人の先生になってもらいたかったが…。理由は資金面と時間的な問題です」と話した。来週中にも、正式な断りを福留に告げることになった。

 単純な戦力補強としてではなく、有望な日本人選手のメジャー流出阻止の狙いもあったが、予想以上にメジャーの出した条件が高かった。獲得に熱心なカブスは5年66億円ともいわれ、同代表は「日本では法外的な年俸で、日本人選手の年俸体系を大きく崩すことになる。巨人にとどまってくれている選手に申し訳ない」と説明した。メジャーの条件が出そろってから、条件を伝えるはずだったが、巨人の日本人選手では最高額となる高橋由や小笠原でさえ4年16億円(推定)で、仮に倍額に近い数字を出しても届かない“福留価格”に撤退を決めた。

 時期的な問題もあった。今後メジャーとのマネーゲームになれば、獲得が決まるのは12月下旬か来年まで待たされる可能性があり、補強が進まなくなる。すでに抑え役でクルーンの獲得が決まり、先発としてグライシンガーの獲得が決定的だが、右打者の野手の補強も急務となっている。ヤクルトとの残留交渉が決裂したラミレスの交渉を進めるが、金銭面で高騰する可能性もあり、ほかの新外国人選手と並行して調査をすることになった。【小島信行】

[2007年12月10日9時50分 紙面から]

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