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内海2年連続開幕投手へ名乗り

1日、内海は自宅近くの神社で初詣で。手前は聡子夫人(撮影・宮下敬至)
1日、内海は自宅近くの神社で初詣で。手前は聡子夫人(撮影・宮下敬至)

 巨人内海哲也投手(25)が2年連続の開幕投手に名乗りを上げた。大みそかもトレーニングを継続していた左腕は、1日から3年目の加登脇卓真投手(20)とともに京都・京田辺市内のグラウンドで本格始動。いきなり70メートルの遠投を行うなど本気モードだ。オフに個人トレーナーとも契約し「妥協なく練習できている」と手ごたえを感じている。「やるからには狙いたい」と、開幕投手候補のエース上原浩治投手(32)に挑む。

 いきなりトップギアだ。ロードワーク、ノック、70メートルの遠投。後輩の加登脇を従え、元日の地元始動。3時間の練習を終えると内海は誓った。

 「元日からやらないと、キャンプ初日に全力でできない。上原さんが帰ってきて難しいが、やるからには開幕投手を狙っていく。やっぱり、(開幕は)先発で1番ですから」。日本一奪回を目指す原巨人の“船出”に立候補した。

 1年前の07年1月1日。「開幕投手は上原さんだろう。でも自分も天秤(てんびん)にかけてもらえるよう、準備します」と誓った。高い志を立てていたからこそ、故障で開幕に間に合わなかった上原の代役を見事に果たすことができた。一年の計は元日にあり。この格言を内海は身をもって知っている。

 原監督の期待も大きい。開幕投手については「現時点では白紙です。今のところ(今季は)上原は先発。『じゃあ開幕は上原』とは、まだ言わない方がいい。内海だってチャンスはある。内海の開幕戦の勝率は、10割だからね」。エース上原に託すのが順当だが、2年連続2けた勝ちの内海には挑戦の資格が十分にある、と認めた。

 北風が吹き抜ける河川敷のグラウンド。母、妻、生まれたばかりの長男が始動を見守った。グラブに「家族」と刺しゅうを入れた内海は「精神的に強くなる。ブルペンから、すべて大一番のつもりで投げる。球速を上げて、インコースでガンガン空振りを取る。北京五輪本番で投げたい。沢村賞を取りたい」。大きな目標を次々と語り「内に秘めておくより、みなさんの前で言った方が刺激になるので」と周囲を見回した。

 伸び盛りの左腕が語ると、言葉はすべて現実になりそう。9日からはグアムで体をいじめる。内海が力強く08年のスタートを切った。【宮下敬至】

[2008年1月3日9時20分 紙面から]

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