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工藤アリゾナで2年越しトレーニング

坂道ダッシュに取り組む工藤は吉原に後れを取り、天を仰ぐ(撮影・四竈衛)
坂道ダッシュに取り組む工藤は吉原に後れを取り、天を仰ぐ(撮影・四竈衛)

 【テンピ(米アリゾナ州)1日(日本時間2日)=四竈衛】球界最年長の横浜工藤公康投手(44)が、「年越しトレーニング」でプロ27年目をスタートさせた。自主トレで滞在中の同地で、日本時間の年越しの瞬間も練習を行った。若手選手を率いる「工藤塾」で指導する一方、「チームの優勝に貢献して、いいオフを迎えたい」と自らの奮起をテーマに掲げた。

 日本中に除夜の鐘が鳴り響いているころ、工藤は海を隔てた米アリゾナの地で汗にまみれていた。元日の午前0時は、アリゾナの午前8時。既に同市内のジムで練習を開始していた工藤は、短パン姿でプロ27年目の「年越し」を迎えた。「27年目と言って、特別なことはない。ただ、やっていく中で何か違うものが見えてくるかもしれないからね」。気負いも、おごりもない。

 昨季終了後に受けた左ヒジ手術の影響も、ほとんど感じられない。この日もランニング、坂道ダッシュ、ウエートトレ、キャッチボールなど、昼食抜きで約7時間。「若手と一緒にやっている以上、自分もやらないと彼らに認めてもらえないですからね」。通算222勝の大ベテランが、若手選手の先陣を切る。

 今回、同行したメンバーで楽天川井を除けば、横浜高宮、秦、吉原の3投手と捕手の黒羽根と、いずれも工藤がプロ入りした当時には生まれていなかった。

 「どのチームの選手であっても、しっかりとした技術を身に付けて欲しい。ただ、横浜で野球をしているわけだし、彼らは将来を支える選手。何とかいいキッカケをつかんでくれたら、ボクもうれしいですから」。

 18日までは、同じ屋根の下で自炊をしながら寝食を共にする「合宿生活」。「若い選手にいろいろと言うことで、自分に足りない部分も確認できる。まだまだ勉強です」。44歳左腕は、若々しい笑顔だった。

[2008年1月3日9時22分 紙面から]

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