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プロ野球２００８年度契約更改

稲葉が9500万円増で一発サイン

　日本ハム稲葉篤紀外野手（３５）が２１日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、９５００万円増の２億４０００万円（推定金額）でサインした。

　大幅増で来季チーム最高年俸が確実となり、「タイトルも守備も全部評価していただいた。気持ちよくサインしました」。納得の一発サインとなった。打率３割３分４厘で首位打者を獲得。また、守備位置まで全力疾走を怠らない部分など、チームリーダーとしての貢献も評価された。島田チーム統轄本部長は「チームを変えてくれた選手の１人。今季は（４番を打つ）セギノールが当たっていない中で、彼にかかる重圧は大きかったと思う」とたたえた。

　より期待のかかる来季へ向けて、早速ホットなプランが飛び出した。札幌ドームの右翼に４１席設置していた稲葉シートを拡大し、バックネット裏に２席のカップルシートを新設する案を模索中だ。「若いカップルとか６０歳以上の夫婦に来て欲しい。広くていい席で、たまにはゆっくりと見てもらいたい」とファンサービスも忘れない。３連覇へ向けてチームリーダーの存在はますます大きくなる。【本間翼】

［2007年12月22日9時33分　紙面から］

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