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プロ野球2008年度契約更改
GG佐藤異例の1日2度交渉も保留
西武G・G・佐藤外野手(29)が26日、契約更改交渉で「1日で2度保留」という異例の事態を経験した。埼玉・所沢の球団事務所で4度目の交渉に臨んだが、2200万円増の年俸3500万円は前回と変わらずに1時間で決裂。提示額が1度目から変わらない平行線に、険しい表情でいったん事務所を後にした。
双方譲らぬ戦いは延長戦にもつれ込んだ。G・G・佐藤は事務所近くの多摩湖付近で車を止め、調停の方法をたずねるため事務所に引き返すと5度目の交渉に臨んだ。G・G・佐藤は妥協案として4500万円だった希望額を4000万円近くまで下げ、球団も出来高を認めるなど歩み寄る要素もあった。だがベースの部分は上がらず、30分の交渉の結論は「ベースを上げないと今年の自分の頑張りを否定することになる」とやはり保留だった。
ハングリー精神が妥協を許さなかった。法大卒業時はドラフトにかからず、大リーグ・フィリーズのマイナーをへてドラフト7位で入団。「最大限の提示をしている」という前田球団本部長に対し「プロになりたくてもなれない人が大勢いるなかで、自分はそういう人に夢や希望を与えると思う。プロ野球は夢のある場所であるべき。夢のある提示をしてほしかった」と異議を唱えた。
交渉後には「調停行きます。どちらが正しいか分からないので、第3者の意見を聞いてみたい」と、過去6人しか例のない調停制度を視野に入れていることも明かした。どちらかが折れて6度目の交渉が行われ、調停が回避される可能性もある。また調停になっても選手側に有利な結論が出る見通しは前例からいって少ない。それでも納得して来季を迎えるため、あくまで闘い続ける。【大塚仁】
[2007年12月27日8時33分 紙面から]
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