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奥田瑛二作品モントリオール映画祭最高賞
第30回モントリオール世界映画祭(カナダ)のコンペティション部門で俳優奥田瑛二(56)の監督作品「長い散歩」が、最高賞のグランプリと、国際批評家連盟賞を受賞した。5日、日本の配給会社に受賞の連絡が入った。
「長い散歩」は、家族を顧みなかったことに自責の念を抱く初老の元校長が、隣家で虐待を受けていた5歳の少女を連れて旅をする物語。緒形拳、高岡早紀らが出演している。個性派俳優としても活躍する奥田は、映画「棒の哀しみ」で多数の映画賞を受賞。監督デビュー作の「少女」は、パリ映画祭で02年にグランプリを受賞した。「長い散歩」は長編3作目。モントリオール世界映画祭では、過去、高倉健が「鉄道員(ぽっぽや)」で主演男優賞(99年)、緒方明監督の「いつか読書する日」が審査員特別賞(05年)など、多くの日本映画の受賞歴がある。
奥田瑛二の話 「世界中のみんなが本当の優しい愛を欲しがっている…。それをモントリオールで立証できたことはこの上ない喜びです」。
[2006年9月5日13時13分]
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