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「Ｍ：ｉ：３」プレミアで東京湾クルーズ

　米俳優トム・クルーズ（４３）が東京湾を突っ走ることが２１日、分かった。６月２０日に東京・台場で行われる主演スパイ映画シリーズ「Ｍ：ｉ：３」（ミッション・インポッシブル３＝Ｊ・Ｊ・エイブラムス監督、日本公開７月８日）のジャパンプレミアに出席するため、都心からスピードボードで移動。その模様をヘリコプターで追跡撮影し、ネット中継する仕掛けだ。プレミア総費用は２億円。映画のようなアクションシーンが期待される。

　新たなミッションは東京湾クルーズだった。クルーズはジャパンプレミア出席のため東京・中央区沿岸からお台場海浜公園までの東京湾海上約３キロを、スピードボートで移動する。これは、劇中でクルーズがメンバーとともに勝利の余韻に浸りながら、ローマのテベレ川をボートで走るシーンがモチーフになっている。東京湾を走るクルーズの様子は上空のヘリから撮影され、ネット中継も予定されている。

　プレミア会場は高層ビル群や大きな橋で戦闘シーンが繰り広げられる同映画の世界観を再現するため、レインボーブリッジを背景にオフィスビルが立ち並ぶ台場が選ばれた。通常、海上の通行と台場地区の利用は、都の許可と国土交通省などの協力が必要だ。今回は「ラストサムライ」などで日本文化普及に貢献しているクルーズが主役とあって、特別協力態勢も敷かれた。

　昨年、東京・日本武道館で開催するはずだったクルーズ主演の「宇宙戦争」のワールドプレミアが、安全面の問題で中止になった。今回は警備員７００人を配置するなど、万全の警備態勢が敷かれる。ボートの到着地付近にはレッドカーペットが敷かれ、撮影で使用したのと同型の高級車ランボルギーニも展示される。警備を含め、総費用は約２億円と破格なプレミアになる。

　クルーズはプレミア前日の６月１９日に来日。２１日に都内で会見を行う予定だ。「次はぜひ東京で撮りたい」と続編の構想を話していただけに、今回のイベントは続編の予行練習にもなりそうだ。イベントの詳細は公式ＨＰまでhttp://www.mi-3.jp

［2006年5月22日8時5分　紙面から］

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