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大塚愛が初主演映画で情熱キス

 歌手大塚愛(23)が情熱的なキスシーンを披露した。このほど、初主演映画「東京フレンズ The Movie」(永山耕三監督、8月12日公開)のニューヨークロケに、瑛太(23)小林麻央(23)佐々木蔵之介(38)と参加。初のマンハッタンの息吹に触発され、大胆に、率直に感情を表現してみせた。

 高層ビル群に囲まれたアパート屋上で、大塚と瑛太が唇を重ねた。音信不通だった恋人が再会を果たし、感情をぶつけ合うシーン。スタッフから「生々しすぎるかな」と心配する声が漏れるほど、大塚のキスは熱を帯びていた。

 初めてのニューヨークで高ぶった気持ちがさせた演技だった。ミッドタウン、イーストビレッジ、チェルシーなど各地で撮影し、日本映画では初めてというJFK空港ロケも実現した。撮影スタッフの半数が米国人のため「ローリング(カメラを回してくれ)」など英語が飛び交う現場も新鮮だった。

 大塚は「開放感があって、人も街も温かみがあります。日本じゃ絶対しないけど、思い切って街の人に話しかけてます」とすっかりフィットした様子。仲良くなった警察官に向かって「カントリーロード」を口ずさんで驚かせるほど、積極的になれる場所だった。

 慣れない芝居に海外で取り組む難しさも経験した。先月27日に現地入りしたが、3日目に体調を崩してダウン。演技についても「女優って言われても分からないし、同じシーンを何回も撮るので正直しんどいです」。しかし、永山監督は、撮影直前に台本を読んで感覚で勝負するという大塚をこう見ている。「彼女を歌手として見た人はビックリするはず。街の空気を感じ取りながら演じることができる。僕には女優にしか見えない」。

 今回の経験は、本業のこやしにもなったようだ。「警察官と仲良くなれた時に音楽ってやっぱりすごいと思いました。言葉が通じなくても世界共通なんだって。次はここで路上ライブをしてみたい」。ニューヨークを体に取り込んだ大塚が、どう消化し自分のものにしていくのか、楽しみになってきた。【木下淳】

[2006年6月5日8時47分 紙面から]

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