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リリー氏小説「東京タワー」が映画化

 作家リリー・フランキー氏の自伝的長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が映画化されることが9日、松竹から発表された。リリーさん自身がモデルの「ボク」をオダギリジョー(30)、「オカン」を樹木希林(63)が演じる。「オトン」は小林薫(54)。「バタアシ金魚」「きらきらひかる」などの松岡錠司監督がメガホンを取る。松岡監督は「ボク」「オカン」の起用理由について「オダギリさんのガラス細工のように壊れやすいナイーブさは、主人公と通じるものがある。樹木さんはでき愛ではない、子を思う母の大いなる愛を体現できる人としてふさわしい」と説明する。

 「東京タワー-」は05年6月に単行本化され、165万部を突破したベストセラー。今年の本屋大賞も受賞した話題作だ。リリーさんの少年時代からの半生を、母と子の関係を中心につづったもの。今夏にフジで単発ドラマ化も決定。ドラマ版では「ボク」を大泉洋(33)、「オカン」を田中裕子(51)が演じる。

 脚本はリリーさんの希望もあって、松尾スズキ(43)が担当。8月にクランクイン予定。松岡監督は「原作に書かれている、まっすぐで率直な思いを損なうことなく、映画にしたい」と話している。07年4月公開予定。

[2006年6月10日10時34分 紙面から]

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