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今村昌平監督追悼映画、日中韓で共同製作

故今村昌平さんのお別れの会に参列する内村光良（撮影・長谷川元明）
故今村昌平さんのお別れの会に参列する内村光良（撮影・長谷川元明）

　転移性肝腫瘍（しゅよう）で亡くなった映画監督の今村昌平さん（享年７９）が創設した日本映画学校が中心となって、追悼記念映画が企画されていることが９日、分かった。日本映画学校、北京電影学院、韓国映画アカデミーら各国を代表する映画学校の学生による共同製作で、港がテーマ。日本映画学校の最初の拠点、横浜の開港１５０周年にあたる０９年公開を目指し、準備を進めている。

　今村さんは７５年に同校を創設。３０年にわたり後進の育成に力を注いできた。現在は中国、韓国などアジア各地からの留学生も少なくない。校長で映画評論家の佐藤忠男さん（７５）は「今村さんはアジアの学校をつくりたいという大きな野心を持っていた。アジア共同製作の企画を喜んでくださるはず」と話している。

　この日は、都内で「お別れの会」が開催。ウッチャンナンチャンら卒業生をはじめ約８００人がしのんだ。

［2006年7月10日15時50分　紙面から］

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