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「踊る-」からまた派生作品

会見に出席した左から寺島進、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎、八嶋智人
会見に出席した左から寺島進、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎、八嶋智人

 「踊る大捜査線」から、また新しいスピンオフ(派生)作品が登場する。柳葉敏郎主演映画「容疑者 室井慎次」(05年公開)で八嶋智人(35)が演じた弁護士を主人公にしたスペシャルドラマ「弁護士 灰島秀樹」が10月28日にフジテレビで放送されることが1日、発表された。スピンオフ企画は4作目。シリーズ開始から来年で10年を迎えるが「踊る-」人気は脇を固める個性派キャラクターにより広がり続けている。

 新作ドラマの主人公、灰島秀樹は、警視庁管理官の室井を徹底的に追い詰める弁護士。映画「容疑者 室井慎次」で初登場したキャラクターだ。灰島を演じる八嶋は、これがドラマ初主演。脇役から一転して脚光を浴びることに「『室井』の会見の時は、この流れとは関係ないから、スピンオフもへったくれもないと思っていた。新作を作ってもらえるなんて、うれしかったですね」と、手放しで喜んだ。

 「踊る-」シリーズのスピンオフ企画には、ユースケ・サンタマリア主演映画「交渉人 真下正義」を皮切りに、「容疑者-」、寺島進主演スペシャルドラマ「逃亡者 木島丈一郎」がある。映画は2本とも05年邦画興行収入ランキングトップ5入り。「逃亡者-」も視聴率15・6%と大健闘した。

 新作「弁護士-」とともに、スピンオフ企画計4作品が、フジテレビで一挙に放送されることも発表された。この日、4作品の主演俳優がそろって会見に出席。亀山千広プロデューサーは「この4兄弟を見ていると、何かやりたいと思う。いいメンツですからね。警察権力か分からないけど、何か考えたいと思います」と、新企画も示唆した。

 「踊る-」にはさえない管理職のスリーアミーゴスやマドンナの雪乃など、脇役キャラクターも魅力の1つだった。今回は警察を追い詰める“敵役”まで主人公にした。「踊る-」の世界は広がり続けるが、ファンが待望している織田裕二演じる青島刑事の新作の情報はいまだ聞こえてこない。

[2006年9月2日8時45分 紙面から]

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