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映画「ありがとう」被災地神戸を再現
- 舞台あいさつを行う田中好子と仙頭武規プロデューサー。左は横峯良郎氏
神戸市の全面協力を受け、阪神・淡路大震災を初めて映画化する「ありがとう」(万田邦敏監督、11月25日公開)の試写会が防災の日の1日、都内で行われ、総額15億円を投じて再現した被災地神戸のシーン写真が公開された。
静岡・御殿場のオープンセットに4カ月をかけて200メートル四方の商店街を建設し、2カ月かけて焼き、破壊した。兵庫・宝塚市出身で実家が被災した仙頭武則プロデューサーは「神戸の人が実際に遭った災害。僕も惨状を見ている。リアリティー第一で、予算の問題ではなかった」。がれきも火災も本物ならではの映像となっている。
街の復興に尽力する一方、一念発起してプロゴルファーテストに挑んだ中年男の実話を赤井英和(47)主演で描いた。舞台あいさつに立った妻役の田中好子(50)は「命が助かっても、夢や希望がないと人は生きられない。奇跡の物語です」と話していた。
[2006年9月2日8時37分 紙面から]
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