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内田有紀が実生活と同じバツイチ役
バツイチを笑い飛ばす。女優内田有紀(31)が新作映画「クワイエットルームにようこそ」(松尾スズキ監督)でバツイチ女性を演じることが23日、発表された。98年の「BEAT」以来約9年ぶりの映画主演。精神科の病棟に閉じ込められた、離婚歴のあるライター佐倉明日香役に挑み、恐怖と笑いの世界を表現するという。
自分の境遇と重なるシナリオをいとわない点に決意が見える。実生活で02年12月に吉岡秀隆(36)と結婚し、3年後の05年12月に離婚。その後はドラマ「誰よりもママを愛す」「マグロ」などで仕事復帰したが、離婚について公の場で触れていない。そのショックをファンも推し量れない状態だったが、今作を引き受けたのは吹っ切れた証拠。劇団「大人計画」を主宰し、コメディータッチの演出に定評がある松尾監督とタッグを組み、等身大の役柄で過去を笑い飛ばすつもりだ。
内田は「人間は所在なさを感じながらも、面白おかしく、切なく、精いっぱい生きていると思う。それを松尾さんの世界観で表現する作品に参加できてうれしい」。松尾監督は「ニュートラルな輝きがある。普通の女性が凶気の世界に巻き込まれる状況をリアルに演じてくれるはず」と期待する。共演陣には宮藤官九郎、蒼井優、妻夫木聡、大竹しのぶら主役級が並ぶ。25日に撮入し、年内公開予定。
[2007年1月24日7時26分 紙面から]
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