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渡辺謙ベルリンから直行
- 主演男優賞を受賞のためベルリンから駆け付けた渡辺謙(撮影・酒井清司)
第49回ブルーリボン賞(主催東京映画記者会=日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者で構成)の授賞式が13日、都内で行われた。
一番会場が沸いたのは授賞式の最後を飾る主演男優賞の渡辺謙(47)が登壇した時だった。11日(日本時間12日)にベルリン映画祭での「硫黄島からの手紙」上映に出席したことを知っていた観客には、サプライズだったからだ。渡辺は帰国後、成田空港から会場に直行。「どこまで自分に向き合えるか試された作品。だから受賞は本当にうれしい」。強行軍をいとわなかったのは、対象作品「明日の記憶」がエグゼクティブプロデューサーも務めた思い入れ深い作品だからだ。
ブルーリボンは03年「ラストサムライ」で特別賞を受賞して以来。今や日米両国で活躍する国際派俳優に。「いい仕事をさせていただいています。自分の人生がスクリーンに反映される恐怖におののきながらも、瞬間瞬間に自分をかけています」。
[2007年2月14日13時17分 紙面から]
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