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キムタクHERO邦画最大475館で封切り
木村拓哉(34)主演の映画「HERO」が8日、日本一のスタートを切った。公開初日を迎えたこの日、日本映画として史上最大規模となる全国475館で封切られた。木村は共演者と東京・日比谷スカラ座で舞台あいさつに立った。全国各劇場の客足も好調で、配給の東宝は興行収入100億円突破の可能性を示した。
劇場後方から登場した木村は大歓声を浴びながら、客席中央通路を進んでステージに上がった。総勢11人が立つ舞台あいさつ。木村は「いくら船を造り上げても、水に浮かべなければ、ただのモノ。今日見事に進水式を迎えられたと思っております」と初日を迎えた喜びを語った。
破格の船出となった。475館の封切りは日本映画史上最大規模。亀山千広プロデューサーは「各劇場の方々がいい作品と感じてくれたことがうれしい」と話した。この日まで同映画公式ホームページのアクセス数は3500万件。数百万件が相場の中でケタ違いの注目度。東宝によると各劇場の客足も絶好調で「興行収入100億円突破を狙える」と発表。ハリウッド作品を含む今年の興収NO・1になる可能性も秘める。木村は「これからどれだけの船旅ができるか、ちょっとドキドキしています。劇場を後にする皆さんが心地よくお帰りいただければ」と話した。
取材陣向け撮影は豪華客船級の顔触れの共演者と客席中央に並んだ。「舞台上ではなく、客席からスクリーンに向かって存在できる自分たちはすごくやっぱり幸せ者」と“乗船客”と一体感に浸り、「今日で僕らの手から離れます。あとは皆さんよろしくお願いします」と締めくくった。
[2007年9月9日7時21分 紙面から]
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