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黒沢監督著作権は死後38年DVD差し止め

 「生きる」など黒沢明監督(98年死去)初期の10作品のDVDを無断販売し、著作権を侵害したとして、東宝と角川映画が販売業者コスモ・コーディネート(東京)に販売差し止めなどを求めた訴訟の判決で東京地裁は14日、差し止めと在庫の廃棄を命じた。著作権がいつまで保護されるのかが争点で、市川正巳裁判長は「作品には黒沢監督が著作者であることを示す表示があり、保護期間は、少なくとも著作者の1人である黒沢監督の死後38年。2036年まで著作権は存続する」と判断した。コスモ社は「保護期間は公表後33年間で、既に著作権は消滅した」と主張していた。

[2007年9月15日7時51分 紙面から]

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