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キムタクがソウルでファン500人と交流
【ソウル4日=松田秀彦】木村拓哉(34)が主演映画「HERO」の韓国公開キャンペーンのため、ソウル市内でファンミーティングを初めて行った。市内の劇場に集まった約500人のファンから寄せられた質問に答え、ステージでプレゼントも受け取った。握手を交わし、プレゼントもその場で包みを開けるなどイベントはカジュアルな雰囲気で進行。日本で実現しなかった形式の触れ合いに「まさかここに来て初体験をするとは思いませんでした」と笑顔を見せた。
ファンミーティングとは韓国俳優たちがファンと交流を深めるために、ショー形式の演出に加え、質疑応答や時にはスキンシップの機会を設けるイベント。木村を招聘(しょうへい)した韓国の映画配給会社と関係者の間で企画された。これまで仕事でソウルを2度訪問しているがファンと接触する機会はなかった。
質疑応答で自分が話す日本語にファンが即座に反応することに「(自分に対する)気持ちがある上に、語学まで身につけているなんて。自分にとってエネルギーになります」。約40分間のイベントを終えると「次の機会を楽しみにしてほしい」と再会も約束した。
「HERO」は韓国で11月1日から公開。日本映画として過去最大規模の約250館で上映される。日本でも興収60億円を突破し、今年の日本映画NO・1に躍り出た。木村は「(演じるという)自分の役目は終わりましたが、バトンを客席の皆さんがつないでくれている。広がれば広がるほど、より胸を張れる」。
同映画はこの日開幕した釜山映画祭で5日に上映される。会見や舞台あいさつを行う木村はイベント終了後に釜山に向かった。
[2007年10月5日8時1分 紙面から]
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