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平原綾香に旧山古志村が涙
- 映画「マリと子犬の物語」試写会に参加した平原綾香(左)と松本明子
歌手平原綾香(23)が28日、新潟県中越地震で傷ついた旧山古志村(現長岡市)を初めて訪れ、震災のつめ跡に苦しむ人たちに歌と勇気をプレゼントした。
この日、平原が主題歌「今、風の中で」を歌う映画「マリと子犬の物語」(12月8日公開)の試写会が、同地で初めて行われた。04年の災害を題材に、飼い主の命を救った犬と家族を描いた作品だ。「1人じゃない」。災害直後、デビュー曲「Jupiter」を歌う平原のこの歌詞と歌声が、絶望的な状況下で懸命に生きる被災者の心の支えとなった。あれから3年。今回、主題歌の歌詞も手掛けることになり、復興を願う気持ちを「涙がいつか 笑顔に変わる日まで」という歌詞に託した。
試写会前に平原は町の中を歩いてみた。今も土砂に埋まったままの家が残り、「つらかったときに、あなたの『Jupiter』に励まされたのよ」と泣き崩れる女性と肩を抱き合い涙をこぼした。「あらためて歌を歌ってきて良かったと思いました」。
上映前には主題歌を歌唱した。平原を見詰める多くの人の目に涙があふれる。「一番、この歌を届けたかった人たちが目の前にいるんです」。会場となった山古志村総合体育館に詰めかけた約700人を前に、平原の目にも涙が光っていた。
[2007年11月29日9時12分 紙面から]
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