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松山千春役に21歳大東俊介を抜てき
歌手松山千春(51)の自伝的映画「足寄より」(今井和久監督)で主演の千春役にデビュー2年目の俳優大東俊介(21)が抜てきされた。同映画は千春が77年のデビューまでの人生を描いた同名の自伝的小説が原作。昨年秋に朗読によるドラマCD「足寄より~旅立ち編」が5万枚を超えるヒットとなり、映画化が決まった。
しかし、難問は千春の強烈な個性だった。小曽根太プロデューサーは「千春のイメージに合った俳優を探すのに難航した」と、苦労を重ね大東に出会った。「知名度は高くないが、俳優としても注目されつつある。彼の目を見た時に『これだ』と思った。20歳の千春のイメージにピッタリだと思う」。公開中の「クローズZERO」など、映画、ドラマの人気作に出演し、着実に力を付けている大東は「千春さんの役を演じるのは緊張しますが、一生懸命に頑張りたい」と顔をこわばらせながらも意欲を語っている。
千春の生みの親である、札幌のラジオ局の竹田健二ディレクター役は萩原聖人が演じる。主演が決まったことで来年春に北海道・足寄町でクランクイン、同年秋に公開予定。
[2007年11月30日9時18分 紙面から]
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