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「魁!!男塾」実写映画で世界進出

 日本男児の教科書とも言われる人気漫画を実写映画化した「魁!!男塾」(26日公開)が世界進出することが13日、明らかになった。「スピードマスター」の称号で海外で抜群の知名度を持つアクション俳優坂口拓(32)が初監督、主演を務める話題性で、公開前から配給オファーが殺到している。真の男を育てるトンデモ私塾、男塾の世界観が、欧米に初見参する。

 作品には現在、海外の複数の配給会社から上映希望が寄せられており、欧米を中心に10カ国以上での公開が決まる見通し。世界マーケットが集まる2月のベルリン映画祭でも宣伝ブースが設けられる予定。主役の剣桃太郎役と、脚本、監督を務めた坂口は、世界公開について「世界に通用する本物のアクションエンターテインメントで楽しませたいと思っていたのでうれしい」と話す。

 「魁!!男塾」は85年から週刊少年ジャンプで連載され、単行本で2600万部を売り上げた宮下あきら氏のベストセラー漫画。真の男を養成する私塾、男塾を舞台にした“激闘の聖典”として人気を集めた。荒唐無稽(むけい)な超絶バトルの数々は長く実写化不可能とされ、1秒間に3発のパンチを放つ“スピードマスター”として世界で評価される坂口が、破天荒な世界観をどう演出するのか注目された。共演は照英(33)、山田親太朗(21)ら。

 「原作の根本は、愛すべきバカな男たちの『むちゃ』。むちゃをどれだけ本気でやるかが勝負で、血の通わないCGはあり得ない」。CGを一切使わず、自身のアクションチームZERO’Sと本気でぶつかり合うリアルアクションを展開。コミカルな青春も凝縮され、原作の宮下氏は「漫画家冥利(みょうり)に尽きる。原作より3倍面白い。すさまじい迫力とリアリティーで、男塾のすべてが体現されている」と激賞している。

 坂口が目指すアクションは、ブルース・リーのリアルと、ジャッキー・チェンのファンタジーを融合したリアルファンタジー。「けがをしたらアクションじゃない」という信念のもと、がけに宙づりされての激闘もこなし「誰も見たことのないアクションで観客を喜ばせたい」と笑う。

 主演映画のDVDは世界各国で販売され、ハリウッドからも再三の出演依頼を受けている。今回の世界公開も想定内で、海外先行型の人気に「ちょっと寂しいんですよね。日本人だから、まず日本で評価されたい」。目標はあくまでも国内と言い切る。「アクション俳優として直球の『男塾』に体当たりしたので、日本で1人でも多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。

[2008年1月14日7時53分 紙面から]

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