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浅野忠信「モンゴル」アカデミー賞候補に

主演映画が米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ会見を行った浅野忠信
主演映画が米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ会見を行った浅野忠信

 俳優浅野忠信(34)が23日、チンギスハンを演じ主演した映画「モンゴル(原題)」(セルゲイ・ボドロフ監督)が米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、都内で記者会見を行った。浅野は「モンゴル語や乗馬や殺陣など本当に大変だった。僕のできる力は出しましたね。それが報われて最高にうれしかった」と喜んだ。

 同作はロシア、中国、モンゴル、カザフスタン合作で、全編モンゴル語。6月に全米700スクリーンで公開され、日本では年内公開予定。

 ノミネートの知らせは前日深夜、監督を務めた短編作品の打ち上げ会場で聞いた。一夜明けたこの日は、妻で歌手のCHARAも朝から大喜びだったという。祖父がネーティブアメリカンの浅野は、アカデミー賞を身近に感じていた。脚本家組合のストライキの影響で授賞式の開催も不確定だが「行けるなら行きたい。波に乗っちゃえ」。

 05、06年に中国の内モンゴル自治区などで撮影され、クランクイン数カ月前からモンゴル語や乗馬訓練をして備えた。これまではロシアでの公開だけで「(日本で)公開されなかったら本当に悲しい」と思っていたそうだが、ノミネートが追い風になり、近く配給会社も決定する。授賞式は2月24日(日本時間25日)。

[2008年1月24日9時23分 紙面から]

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