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ワインハウスがグラミー5部門受賞

グラミー賞授賞式に参加する喜多郎(AP)
グラミー賞授賞式に参加する喜多郎(AP)

 米音楽界最高の栄誉とされる第50回グラミー賞授賞式が10日(日本時間11日)、ロサンゼルスで開かれ、薬物使用疑惑などでメディアを騒がせている英歌手エイミー・ワインハウス(24)が、最優秀新人賞、最優秀楽曲賞など最多5部門を受賞した。主要4部門中3部門を受賞したワインハウスはスウェーデンで大麻所持の容疑で逮捕されたことが要因で先週、米政府から入国ビザの発給を拒否され、授賞式を欠席。しかし、ロンドンから衛星生中継で参加し、最優優秀レコード賞を受賞した「リハブ」を披露した。ワインハウスはリハビリ施設で治療を受けており、このパフォーマンスにあわせて退院した。

 また、最多6部門で8作品がノミネートされていたカニエ・ウェストは、主要4部門の受賞は逃したものの、最優秀ラップ・アルバムなど4部門に輝いた。昨年11月に整形手術後に母を亡くしたウェストは、悲しみに耐えながら母に捧げる「ヘイ・ママ」を熱唱。トロフィーを片手に、「ママ、これからも誇りに思ってもらえるように頑張るね」と天国の母に語りかける一幕もあった。

 一方、最優秀ニューエイジアルバム部門で通算12度目のノミネートされていたシンセサイザー奏者の喜多郎は受賞を逃した。同部門は、日本人太鼓奏者の中村浩二(48)が所属するグループ、ポール・ウィンター・コンソートが受賞した。

 また、黒人初の大統領を目指す民主党のオバマ上院議員が、政策論をまとめた朗読アルバム「合衆国再生 大いなる希望を抱いて」で、最優秀朗読アルバム賞を受賞した。50回の記念すべき授賞式には、マイケル・ジャクソンの参加も噂されたが、会場に姿を見せることはなかった。ジャクソンはリハーサルには出席していたと言われており、直前で出演を取りやめた模様。

[2008年2月11日14時54分]

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