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福山「湯川」で越年、ドラマから映画へ

 「湯川学のまま、新年を迎えます」。平均視聴率22・2%を記録するフジテレビ系人気ドラマ「ガリレオ」(午後9時)が今日17日、最終回を迎える。主演の福山雅治(38)は収録期間中、演じた天才物理学者湯川学のキャラクターの強烈な個性や、台本20ページにも及ぶ事件解決シーンの長ゼリフと格闘。劇場版の撮影が来年早々から待っているため、体に染み込ませた「湯川学」を手放すことなく年を越す。ドラマ版クランクアップ直後の福山に聞いた。

 クランクアップは都内のスタジオで迎えた。前日昼すぎから始まった収録は、気がつけば翌日夕方まで26時間続いた。ラストカットの「OK!」を聞いた福山はスタッフと充実感を分かち合いながら、緊張感が緩まない自分に気付いた。来秋公開の劇場版の撮影が来年1月から始まる。「気持ちを切ることができないんですよ。このまま年を越すことになりますね」。

 演じた天才物理学者の湯川は「実に面白い」「実に興味深い」とクールにつぶやきながら、次々と難事件を解決したが、福山にとって役作りは手ごわかった。「話し方、身ぶり、リアクション…、とにかく変わっている人ですから」。共演者より1カ月早くリハーサルを開始。丁寧にじっくりつくり上げた人物像は収録が進むに連れて「体に染み込んでいった感じです」。

 事件解決シーンでは台本10~20ページ分の長ゼリフを頭にたたき込む。「集中力を保ち続けなければできない作業。中学、高校、大学と部活を続けてきた人が、就職して急にスポーツをやめると鈍ってしまうでしょ。同じようにテンションや集中力をキープしていないと『湯川』を演じられなくなってしまいそうで」。

 4年半ぶりの俳優復帰作にして、フジテレビドラマの看板枠「ゲツク」作品。「逃げ場のないプレッシャーも感じましたが、期待されることって刺激になる。やりがいにつながった。思う存分楽しんで、精いっぱいやって、その結果支持されず、ダメだったらもう仕方がない。それで(自分に)声が掛からなくなるでしょうけど(笑い)」。

 ドラマ離れがささやかれる中で「ガリレオ」は20%以上の高視聴率をキープ。“国民的行事”だった野球の北京五輪アジア最終予選と同時間帯でも19・9%と高い数字を維持した。「自信と確信を持ってチャレンジできる励みになりました。それでも上品な現場ですから(笑い)。浮かれることなく逆に期待に応えられるようにと引き締まりました」。

 劇場版は、作家東野圭吾氏の物理学者湯川シリーズの第3章で直木賞受賞作「容疑者Xの献身」が原作。「キャラクターがドラマより面白くなっている、新鮮に感じると言ってもらえるよう、これから練り上げていきたい」。「俳優」のスイッチは当分切れそうにない。

[2007年12月17日8時9分 紙面から]

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