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新ライダーは“オトメン”

 今度の仮面ライダーは乙女チックなオトメンだ。27日スタートの新シリーズ「仮面ライダーキバ」(テレビ朝日系=日曜午前8時)の主演に若手イケメン俳優集団D-BOYSの瀬戸康史(19)が選ばれた。瀬戸は昨年放送のフジテレビ系連続ドラマ「暴れん坊ママ」や、テレビ東京系の子供向けバラエティー「おはスタ」にレギュラー出演して、若い主婦層の人気を獲得。主演俳優が子供たちと同時に母親から支持されるかがヒットの鍵を握る最近の同シリーズにマッチした。

 昨年来のイケメンブームの中でも、瀬戸は優しくて乙女チックな「オトメン(乙男)」の代表格として注目されている。おとなしく優しい顔立ちの主人公が、強くたけだけしいライダーへと変身するのが、見どころだ。

 主人公の紅渡(くれない・わたる)は、人付き合いの苦手な引きこもりの少年。戦いを経て青年に脱皮していく物語に仕上げていく。71年の初代ライダー本郷猛は外見も性格も武骨だった。演じた藤岡弘(61)も武道に精通する骨太俳優だけに、「オトメン」と比べるとすべてが正反対。シリーズも37年たって、大きな変ぼうを遂げている。

 幼い顔立ちの瀬戸は「小さいころからあこがれのライダー役に、まだ実感がわきません。でも、ヒーローとして格好良く、それでいてかわいさも出していきたい」とオトメンならではの抱負を語った。

[2008年1月11日7時43分 紙面から]

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