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三田佳子二男に懲役2年求刑

東京地裁を出る女優三田佳子の二男高橋祐也被告。右は父康夫氏
東京地裁を出る女優三田佳子の二男高橋祐也被告。右は父康夫氏

 覚せい剤取締法違反の罪に問われた、女優三田佳子(66)の二男、高橋祐也被告(28)の初公判が21日、東京地裁で開かれた。被告は罪状認否で起訴事実を認め「仕事がなくて不安だった」と供述。検察側から「再犯の恐れが大きく、薬物使用を看過した両親による更生は期待できない」として懲役2年を求刑された。今回で3度目の犯行。被告にとどまらず、三田ら家族全員の問題として厳しく指摘された。

 薬物を絶った影響か、ふっくらした様子の祐也被告は、ジーンズにファスナーセーターのラフな姿で入廷した。職業を尋ねられると、熟考した後「仕事はしていませんが、歌手でお願いします」。起訴事実について「仕事がなくてプレッシャーがあり、覚せい剤を使用すると頑張れる気持ちになった。布団に入っている時などに幻聴が聞こえてしまう」と認め、薬物依存の根深さも明かした。

 公判には父親で元NHKプロデューサーの高橋康夫氏(66)が情状証人として出廷。「06年12月ごろから不安定になり『死にたい』と話すこともあった。交際中の女性や友人と切り離す強硬策にも出たが、認識が甘かった」。奈良で開かれた薬物依存者の家族会に妻の三田と参加したことも報告。証言台の脇で聞いていた祐也被告は、まゆ尻を下げて首をすくめ、不自然なまばたきを繰り返した。

 親離れできない現実も浮き彫りになった。月額20万円の小遣いがあったという祐也被告は「自分の収入が10万円に満たないので、本を買うなどとうそをついて金をもらい(薬物を)購入した」。00年の2度目の逮捕時も「酒代が足りない」などと両親から小遣いをもらって覚せい剤を購入。当時と何も変わっていなかった。

 検察側は冒頭陳述で06年6月ごろから覚せい剤の再使用を始めたと指摘。起訴状によると、昨年11月15日に東京都港区にあるコンビニのトイレで覚せい剤を加熱、気化して吸引。近くの路上で覚せい剤約0・1グラムを所持していた。

 01年4月には同法違反の罪で懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。検察側は被告が逮捕前日も自宅で薬物を使用したと指摘し「依存性や常習性が顕著。自宅での使用を看過した両親による更生も期待できない」と切り捨てた。

 祐也被告は「罪を償った後は歌か建設作業員か大道具か役者として働きたい。両親が70歳になるまで(現在は66歳)には自分で稼げるようになる」と誓った。今後は薬物依存者支援団体「日本ダルク」などで更生を目指す。弁護側は執行猶予を求め、即日結審した。判決は28日に言い渡される。

[2008年1月22日9時15分 紙面から]

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