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健夫シード復帰へ首位発進/男子ゴルフ

7番ホール、バーディーを決め笑顔の尾崎健夫(撮影・外山哲司)
7番ホール、バーディーを決め笑顔の尾崎健夫(撮影・外山哲司)

<男子ゴルフ:カシオワールドオープン>◇初日◇22日◇高知・Kochi黒潮CC(7250ヤード、パー72)◇賞金総額1億4000万円(優勝2800万円)

 5年ぶりの賞金シード復帰を目指す尾崎健夫(53=フリー)が、3アンダーで首位スタートを切った。5番ロングで第1打をクリークに打ち込みながら、サンドウエッジで脱出する強攻策が奏功してバーディーを奪取した。現在賞金ランク78位と低迷しているが、今大会終了時の上位74人に与えられるシード権と、今季ツアー優勝者と賞金上位25位までが出場する次週の最終戦、日本シリーズJT杯への出場も視野に入れた。

 53歳の尾崎健の心意気に、ゴルフの神様がほほ笑んだ。第1打をクリークに入れた5番パー5。幅8メートル、高さ2メートルの乾いたコンクリートの川底から、サンドウエッジを一閃(せん)。目前の岩を直撃したボールは、ピンボールのように背後の岩に激突。再び前方に飛んで、左20ヤード先の斜面に止まった。

 第3打をピン横のラフまで運び、最後はチップインバーディー。ウォーターハザードの1罰打の処置を拒否した無謀な強行策を「常に、八つ当たり。オレの人生そのものだよ」とほくそ笑んだ。

 尾崎3兄弟の次兄として長年日本ツアーを盛り上げた立役者も、02年を最後に賞金シードには縁がない。今季もシニアツアーとの掛け持ちで、現在賞金約875万円でランクは78位。今大会終了時に74位以内にいなければ、今年も来週のツアー最終予選会で、来季の出場権を争わなければならないが「オレはねえ。来週は(日本シリーズの)東京よみうりに行くつもりなの」と優勝宣言まで飛び出した。

 故障に苦しむ兄将司(60)とは対照的に「体調はいいよ。シニアになって毎日18ホール回れるペース配分ができるようになった」。10月に65歳で日本シニアオープンを勝った青木の活躍にも「そりゃあ刺激を受けたわな」と笑う。長く低空飛行の続いたジェットが、シード争い最終戦のスタートで、まずは空高く舞い上がった。【大石健司】

[2007年11月23日9時13分 紙面から]

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