このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > スポーツ > ゴルフ > ニュース



桃子と谷口がキャディー争奪/プロゴルフ

清水キャディー(中央)に拍手を送る谷口(左)と上田(撮影・鈴木豊)
清水キャディー(中央)に拍手を送る谷口(左)と上田(撮影・鈴木豊)

<プロゴルフ:日立3ツアーズ選手権>◇最終日◇8日◇千葉・キングフィールズGC(パー72)◇賞金総額8000万円(優勝チーム4000万円、2位2200万円、3位1800万円)

 賞金女王上田桃子(21=加賀電子)と、賞金王谷口徹(39)の間で「キャディー争奪戦」が勃発(ぼっぱつ)? 上田が来年2月の米女子ツアー開幕2連戦で、ミズノ・クラシック優勝時のキャディー清水重憲氏(33)を起用する予定だったが、「待った」がかかった。同じく清水氏をエースキャディーとする谷口が、同時期の米ツアー出場を計画。米女子ツアー初Vコンビで、開幕ダッシュを狙う計画が崩れる可能性が出てきた。試合はレギュラーツアーがシニアと女子を抑え、2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 上田の開幕ダッシュ作戦に「誤算」が生まれた。来年2月の開幕戦SBSオープンから2試合、清水氏の起用を予定していたが、この日は「話し合い次第ですね。(清水氏は)谷口さんのキャディーさんですから」と顔を曇らせた。

 「桃ちゃんには2月から『ハワイは来年も…』と頼まれていたんですよ」(清水氏)。今年2月にハワイで行われたフィールズオープン出場時に、来年の同時期も「予約」した。ところが、谷口が同週の米ツアー・ノーザンテレコムとアクセンチュアマッチプレーに出場することが決定。これまで海外の試合では、清水氏でなく現地のキャディーを多用してきたが、賞金王になったことからも「勝負の年。海外も全部ノリ(清水氏)で行く」と宣言したのだ。

 上田は昨年から谷口が試合に出ない週に限って、清水氏にキャディーを依頼してきた。今季は国内12試合と海外3試合でバッグを預けた。ミズノ・クラシックでの米女子ツアー初Vや、最年少賞金女王も清水氏の支えがあってのもの。的確な状況判断に加え、時に真剣にしかってくれる相棒を「ノリさん」と呼び、信頼を寄せている。しかし、清水氏は本来は谷口の帯同キャディーであり、こうなると上田が強引に「予約」を主張するのも難しい。

 上田と谷口はこの日、最終ステージの9ホールで同組対決。上田のバッグを担いだ清水氏と3人で談笑する場面もあった。その裏では、賞金女王と賞金王のもう1つの「バトル」が展開していた。【大石健司】

[2007年12月9日8時48分 紙面から]

  • エヌスクへ

【PR】

関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

「桃子と谷口がキャディー争奪/プロゴルフ」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ