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遼クン所属は苦肉の策「杉並学院」?

石川遼
石川遼

 遼クン、プロでも所属は「杉並学院」で! 明日10日にプロ転向会見を開く石川遼(16=杉並学院1年)に、学校側が異例の「お願い」を行うことが8日、分かった。高校生プロとして学業との両立を目指す石川に全面支援を約束している同校だが、最大の関門は出席日数不足。今季同様、ツアー出場時の欠席を「登校扱い」と解釈するには、学校名での参戦は不可避という。プロ宣言と同時に、年間数億円ともいわれる所属契約の争奪戦が予想される遼クン。さて、どうする? 

 史上最年少の高校1年生プロとして「文武両道」を目指す遼クンに、予期せぬ問題が浮上した。「実は、出席数の不足をどう処理するかが問題なんです。100年に1人出るかどうかの生徒ですから、何とか解決したいのですが…」。同校関係者が打ち明けた。

 私立高校の場合、進級に必要な出席数や出席形態を定める法律はなく、学校長の判断に委ねられている。遼クンは昨年、アマチュアやジュニアの大会だけでなく、プロツアーやその事前練習に至るまで「杉並学院の代表としての課外活動」と認められ「授業日数の3分の2」という同校の登校規定を何とかクリアした。

 しかし、16歳で「個人事業主」のプロとしてツアー参戦が本業となる今季は、状況が異なる。アマの試合には出られないのに、プロの試合は所属スポンサー名で出場し、賞金を稼いでも「登校扱い」と解釈するのは、対外的にも校内的にも無理が生じる。そこで、苦肉の策として浮上したのが「所属=杉並学院」のウルトラCだった。

 同校では、集中補講やリポート提出などの特別カリキュラムの編成で、遼クンの単位取得に充てることは約束している。昨年同様に「杉並学院」の肩書でツアーに臨めば、唯一の障害である出席日数確保の道が開けるというわけだ。「プロとしてイメージに合った企業と契約して、CMにもどんどん出てもらって構わない。でも、あと2年間の所属は『杉並学院』であってほしい」(同校関係者)。

 とはいえプロゴルファーにとって、所属契約は貴重な収入源。スポンサーにとっても理想の契約だけに、話は簡単ではない。学業と両立させ、3年間での卒業を希望している遼クンが、どんな決断を下すのか、注目される。【大石健司】

[2008年1月9日9時28分 紙面から]

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