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松下電工3年ぶり社会人王者/アメフト

第1Q、先制のタッチダウンパスをレシーブし喜ぶ松下電工WR下川(左)
第1Q、先制のタッチダウンパスをレシーブし喜ぶ松下電工WR下川(左)

<アメリカンフットボール・日本社会人選手権ジャパンXボウル:松下電工33-13富士通>◇17日◇東京ドーム

 松下電工が3年ぶり5度目の社会人王者に輝いた。初優勝を狙った富士通を圧倒して、33-13で下した。今季限りで引退を表明しているDB野村昌弘(36)ら自慢の守備陣がリズムをつくり、終始ゲームを支配した。大会MVPにはQB高田鉄男(26)が、XリーグMVPにはWR塚崎泰徳(30)が選ばれた。5度目の優勝は歴代単独1位。松下電工は3度目の日本一を懸け、来年1月3日のライスボウル(東京ドーム)で学生王者の関学大と激突する。

 グラウンドに白い歓喜の輪ができた。歴代最多5度目の社会人王座。胴上げされた村上監督は「何回勝ってもうれしい」と笑った。今季限りで引退を決めていた36歳の野村は「これであと2週間、フットボールを続けられる」と言った。

 前半から主導権を握った。30-13とリードした第3Q7分、野村がTDパスを狙った富士通のボールに飛び付いた。勝利を決定付けるインターセプト。第1Q1分にも相手のロングパスをカット。流れを引き寄せたのも野村だった。

 負けられない理由があった。この日は平日で、まな娘2人は小学校と幼稚園のため東京まで応援に来られなかった。「やっぱり最後の試合は見せたいから」。母校関学大と対戦するライスボウルでは、正月休みの家族を呼び寄せられる。「最後に最高の舞台がある」と笑顔を見せた。

 堅守を誇るチームだが、この日2本のTDパスを通した大会MVP高田を中心に攻撃力も高まっている。野村が現役引退を決意したのも「もう高田たちには勝てない」から。「最後に何とかこのチームで勝ちたい」。全身の力を振り絞り、18年のアメフト人生を有終の日本一で締める。【太田尚樹】

[2007年12月18日9時4分 紙面から]

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