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2007年高校ラグビー特集


第87回全国高校ラグビー大会

八幡工“走れるデブ”5T/高校ラグビー

<高校ラグビー:八幡工33-12岡谷工>◇1回戦◇27日◇花園ラグビー場

 八幡工が「ランニングラグビー」で3年連続の初戦突破だ。平均体重79キロのFW陣が、同88・8キロの岡谷工をモールで押し込み計5トライ。東谷監督は「今年はスピード勝負、言葉は悪いですが『走れるデブ』を目指してますから」と笑った。

 前年度の2回戦、京都成章に5-43と完敗した一戦が転機になった。「力で勝てても、ボールを動かせない」(同監督)とボールへの集散を速めるモール練習を繰り返した。早朝の2・4キロ走でタイム設定し、同監督就任5年目で初めて部員全員が10分の壁を破った。

 1年前は大会直前に部員がノロウイルスに感染したが「今年は各部屋にうがい薬を置き、ビタミンCも配って、万全」と東谷監督。2回戦の大阪朝鮮高戦に勝てば年越しが決まる。フランカー梅村主将は「『大みそかに宿舎で紅白を見させてくれ』と言う監督に恩返ししたい」と力を込めた。【近間康隆】

[2007年12月28日11時42分 紙面から]

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