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朝青龍アポなし出げいこで優等生ぶり発揮

- 出げいこをする朝青龍(中央)とけいこを見守る春日野親方(左から2人目)
横綱朝青龍(27=高砂)が11日、アポなしの出げいこで優等生ぶりをアピールした。10日に友綱親方(元関脇魁輝)から出げいこを拒否されたばかりだが、めげずに春日野部屋へ出げいこを敢行した。けいこ再開後初めて関取3人と申し合いもこなした。幕下力士にアドバイスを送るなど、横綱らしい振る舞いに、前日(10日)「来てほしくない」と言っていた春日野親方(元関脇栃乃和歌)も「問題ない」と理解を示した。
逆風にもめげなかった。東京・墨田区の高砂部屋で準備運動を済ませた朝青龍は、約3キロ離れた春日野部屋へ向かった。アポイントはなし。部屋に着くなり、春日野親方に「出げいこに来たんでよろしくお願いします」と頭を下げた。前日に「できれば(うちの部屋には)来てほしくないね」と話していた同親方は、戸惑いながらも「おう」と短めに返事した。
前日は友綱部屋に出げいこを断られた。相手を痛めつけるけいこ態度を問題視された。その逆風を意識したのか、この日、荒げいこは影を潜めた。負傷中の右足かかとを気にしながらも、けいこを再開後初めて栃乃洋ら3関取と14番(14勝)申し合いをこなした。幕下の小兵・加賀谷には、身ぶり手ぶりでとったりを教えた。十両に昇進したばかりの栃ノ心が兄弟子とのけいこで立ち合いの駆け引きをすると「お前が先に手をついて待っているのが礼儀だぞ」と怒るなど、出げいこ先の力士の指導もした。
前日までは、朝青龍が出げいこに来るのに否定的だった春日野親方は「横綱は若い衆にアドバイスもしたし、けいこ中は少々激しくぶつけてもいいのに、かなり気遣っていたね。これからまた来ても問題ないよ」。けいこ中は横綱の動きに注目し、度の過ぎた内容なら注意するつもりだった同親方は、あまりの優等生ぶりに、心を開いた。
「出げいこは、今日みたいに流れでね。いつも通りだよ。当たり前のことをやっただけ」と朝青龍はこれが通常の出げいこであることを強調。春日野親方がカメラのシャッター音を気にすると、カメラマンをにらみ同親方に「僕のせいですみません」。けいこ場を去る時も「ありがとうございました」と、深々と頭を下げるなど、最後まで優等生に徹した。【盧載鎭】
[2007年12月12日9時8分 紙面から]
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