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朝青龍ゴキゲン?出げいこ16戦全勝
- 見物客の赤ちゃんをだっこしてみせる朝青龍
不問にされて横綱朝青龍(27=高砂)に笑顔が戻った。「死ね! このヤロー!」発言について、日本相撲協会幹部が不問に付す考えを示した27日から一夜明けた28日、朝青龍は春場所(3月9日初日、大阪府立体育会館)に向けた出げいこを開始。大阪市内の高砂部屋から車で約1時間かけて寝屋川市内の境川部屋に遠征し、豪栄道、豊響、春日野部屋の栃煌山ら若手を相手に16戦全勝を飾った。
午前8時30分、朝青龍は行き先を告げずに高砂部屋を後にした。追跡の車を振り切りながら境川部屋にたどり着くと、境川親方(元小結両国)に元気よく「よろしくお願いします」とあいさつ。同部屋には事前に電話でアポイントを取っていた。
土俵ではベテランの栃乃洋とも組み、背後を取られても体を入れ替えて投げる強さを見せた。初場所後の約1カ月で初めての本格的なけいことは思えないスピードと切れ。境川親方は「スタミナ不足は感じたが、初めてでこんななら、ずっとけいこを続けているうちの関取の立場がないよな」と苦笑するしかなかった。
けいこを終えると、朝青龍は近隣住民に「どうも」とあいさつ。ヒールどころか、赤ちゃんを抱っこするベビーフェースぶりを披露した。「(問題)発言はなかったんですか?」と追いすがるテレビリポーターにも笑って「ない。ない」。けいこについては「まあ、まあ」と感想を残した。高砂部屋に戻った後は、ちゃんこを食べ、夕刻までぐっすり睡眠。いつものマイペースに戻ったようだ。【柳田通斉】
[2008年2月29日9時28分 紙面から]
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