日本5敗、北京切符ならず/W杯バレー
<W杯バレーボール男子:スペイン3-1日本>◇8日目◇27日◇マリンメッセ福岡
日本はスペインに1-3で敗れて通算3勝5敗となり、今大会で北京五輪出場権を獲得する3位以内に入る可能性が消えた。日本は来年5、6月の世界最終予選兼アジア予選で北京出場を狙う。第1セットを先取したが、欧州選手権を制したスペインの強打に押し切られた。
過去2大会同様、3試合を残した時点で「終戦」を迎えた。7連敗中と分の悪い欧州王者から気迫で第1セットをもぎ取るも、後が続かない。前夜に引き続き石島がサーブの標的にされた。情報戦でも相手に丸裸にされて弱点をつかれた。
強化を重ねても、世界との距離が容易に縮まらない現実を思い知らされた。植田監督は「欧州王者だけのことはあった。サーブの差が出た。サーブレシーブがあれだけ崩れると、立て直しがきかない」と話し、「石島や清水クラスは世界にごろごろいる」と、大砲不在を憂いていた。
[2007年11月28日9時31分 紙面から]
- 植田監督が最終3連戦での奮起期待 [28日19:52]