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ホーム野球ホーム 04'秋季リーグ戦(2)

東大2回戦
全員野球で有終の美を飾り優勝へ望みつなぐ!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週 VS 東 大 第2回戦
10月24日(日) 神宮球場

法  大 10
東  大
 

(法)○福山(1勝1敗)、下敷領 ― 御手洗、植野

(立) ●鈴木雅、松岡、近藤、重信、島田 ― 升岡、渡邊

   

優勝の可能性を残すには東大戦2連勝が絶対条件の法大。法大は2回四死球で出塁した走者を二人置いて7番・御手洗が右中間三塁打を放ち2点先制。続く9番・山下、1番・大引にも適時打が出てこの回4点、法大先発福山を楽にさせる。4回には1死2・3塁から9番・山下の二ゴロ、1番・大引の適時打で2点を追加する。続く5回には打者一巡の5長短打で4点を追加し二桁得点に乗せる。法大先発福山は6回に1点を失うが追加点を与えず7回で降板。8回からは下敷領がリリーフでピシャリと抑え、東大から勝ち点を得た。法大は8勝3敗1引き分け、勝ち点4で優勝の可能性を残し秋季リーグ戦を終えた。  

*選手・監督・4年生の試合後のコメント*

福山投手(先発で今季初勝利)「先発を言われたのは昨日。4年生が最後になるかもしれないのでいつもより緊張感があった。今季初勝利は嬉しいが最後の試合をいい形で終われたのが嬉しい。(来季へ向けて)新チームで全勝優勝という確実な形を目指していきたい。」

下敷領投手(8回からの登板)「準備はしっかりできていた。今日は気分良く投げられた。(今季を振り返って)今季は、始まる前から調子を崩してしまっていた。先発や中継ぎでチャンスをもらったが、力を出せずに終わってしまった。(来季へ向けて)先発でもう一度投げられるように、冬場はもう一からきたいなおす。今季があまりにダメだった。」

御手洗選手「今日は先発から出場ということで植野さんが4年生で最後だったが、言われたからには(あまり大きなことはいえないが)植野さんの分しっかりやろうと思った。先発の福山は悪くはなかったが力んでコントロールがイマイチで最初はなんとかかわしたという感じだった。秋を振り返って出場機会にけっこう恵まれといたのでやはり自分でもとてもいい経験になったと思う。しかしただ経験だけにならず来季や4年につなげたい。後一年あるのでまだ優勝の可能性が残っているが、来年は少しでも勝ちにいって優勝を狙いたいと思う。」

大引選手「今季は打点にこだわっていた。得点源となれたことは非常に嬉しい。打率も春のようにと思っていた。秋は不安だったが3割をノルマにし、それをクリアできた。打率王と言われマークされていたことは周りからも言われてたけど、後ろにもいいバッターがいる。それを考えた投手からは甘い球が来ることがある。それを狙っていた。今日の試合は「今日で決める」という気持ちで臨んだが試合に入ってからは普段通り。今季はやるだけのことはやった。後は優勝の可能性を信じるだけ。今後の課題は、今までは先輩がいたから守備も攻撃も楽な気持ちでできたがこれからは自分のプレーができるか心配。チームを引っ張る立場になるので頑張りたい。」

松浦健選手「(秋季リーグ戦をふりかえって)精神的にも技術的にもむらがあった。確実に打てるようにしたい。まだ優勝の可能性は残っているが、先輩たちは頑張った。今日の試合で華を添えることができてよかった。」

田中彰選手「(4年間のリーグ戦終了について)楽しかった。全てが思い出。今季は気持ち良く試合ができた。今日の試合に向けて特別な気持ちは特になかった。ホームランは打ちたかったが入らなかった。(秋の打撃力について)悔いの残らないようにとやったことが結果に残った。今年に入ってからやれると思ってはいた。夏の練習はきつかった。というより暑かった。しかし、それが秋につながった。あとは優勝を見守り、祈るだけだ。」

鵜飼選手「オープン戦で調子がよかった。監督が見てくれて信頼して起用してくれてよかった。今日も最後にいい勝ち方ができてよかった。しかしまだ優勝の可能性が残っているので諦めず、気を抜かずに練習していきたい。」

普久原選手「(今日の試合について)勝てたし、4年生と一緒にできてよかった。(リーグ戦を振り返って)なかなか打てず苦しんだが、最後は楽しくできた。」

藤田選手「(リーグ戦を振り返って)開幕の早大戦で勝ったので波にのれた。しかし自分は後半チームに貢献できなかったので悔いが残っている。優勝を信じてまちたい。」

駒板選手「今日9回に代打出場するというのは8回表が終わった後に言われた。緊張はしなかったが最後ということで硬くはなった。でもどうせでるならとおもいっきり振るだけと思っていった。実際バッターボックスに入ってみると予想以上にボールが見れて打てると思った。リーグを振り返って、最初はベンチ入りのメンバーにも入っていなかったが、最後に一打席打てたということで悔いはないし、さらにヘッドスライディングまでできたので本当に満足。だがまだ優勝の可能性が残っているので諦められないし、ぜひ優勝したい。」

壁選手「打席に立ちたかったが最後に守りにつけてよかった。四年間で最後にベンチ入りもし、頑張った甲斐があった。」

松坂選手「(今日の試合について)個人的にはヒットを打ちたかったが、最後に出られたし、チームも勝ってよかった。(リーグ戦を振り返って)今まで一番いいシーズンだった。」

今村選手「今日は久々の出場で緊張というよりは、最後守備ができてよかった。むしろ嬉しかったという気持ちだった。ベンチから見ていた試合は雰囲気がとにかくよくて今季一番よかったと思う。安心してみてられたし、ある意味楽しくできた。 まだ優勝の可能性があるのでこれから4年生と一緒に練習していく。今リーグを振り返って、春と比べてチームが変わってとにかく勢いがあった。チーム全体でまとまれば強くなるということがわかった。本当にチームの雰囲気がよかった。個人的には結果を残せなかったし、あまり一緒にできなかった。でも声を出したりできたしいいシーズンだった。後一年あるが、(今シーズン個人最多本塁打の新記録を達成した)田中さんが自分の1年時の担当だったのでその記録に追い付きたいのと、とにかくまずはスタメン、レギュラーを勝ち取って全シーズンフル出場を目標にしたいと思う。」

井上選手「今季は左投手の時の起用だったが来年は、相手が右でも左でも使ってもらえるようになりたい。(何度もライトからの好返球でチームを救いましたね?)ライトは大学に入ってから守り始めたんですが、やりづらいということもないですし、やはりどこでも守れないと使ってもらえないので、ライト守備ももっと精度を上げていきたいです。(今季を総括して)みんなよく打っていたけど、勝負所、慶大戦でしっかり勝たないといけなかった。最低1勝。(冬場のトレーニングは?)まず身体を一回りも二回りも大きくしたい。あと、バットスイングをもっと早くしたい。(応援してくれた法大生へ一言)ありがとうございました!」

平野貴投手「(今季を振り返って)1勝できたし、良かった。(今季は、中継ぎでの登板が主でしたが)先発はやってみたいが、監督の考えなので、投げさせてもらえるだけで仕方がない。(来季へ向けて)もっとスピードを上げて、先発で投げたい。冬場は下半身などトレーニングをしたい。」

猪子投手「ほとんど投げることがなかったけど春は頭から先発でいけるように春に向けてこの冬は死ぬもの狂いでやっていきたい。(最近の調子)秋季リーグに入る前あたりから大学入って以来一番と言っていいくらい調子が良かった。しかし機会に恵まれなかったのが残念。」

村上選手「出場機会が少なかったがチームが勝つことを考えていた。みんなが打ったホームランに自分も打ててよかった。四年生が中心でまとまって三年以下がついてこられた。それがチームワークにつながった。来年はそれを見習って自分たちでチームを引っ張っていきたい。」

犬童選手「この秋は記録がでたり1000勝を達成したりして注目されていいリーグ戦だったけど優勝がまだわからないから優勝が決まれば嬉しい。個人的には、試合にちょっと出て結果を残せたのが良かった。まだ来年もあるから今年以上に頑張っていきたい。」

西川選手「リーグ戦を終えて、個人的には3割5分2厘を残せた。3、4年で規定打席に残れるように頑張りたい。今日の試合は4年生が最後なので勝ちたい、いい勝ち方をしたいと思っていた。4年生のみんなが頑張ってくれた。自分は下級生なので チームに貢献できるようにという気持ちでやった。後は優勝の可能性を祈るだけ。今後は個人的にはレギュラーに定着し、打率3割を狙っていきたい。」

出雲コーチ「(3塁コーチを務めてきたことについて)今シーズンは選手たちが頑張っていたから今までより気にすることなくコーチができた。今年に入ってからは選手に助けられたことが多い。一般に立場的には人一倍試合を見て理解しなければと思われるが自分ではそうは思っていない。辛いことは特にない。今季は選手がたくさんホームへ生還した。点が入ると勝つ確率も高くなる。今季は今までのリーグの中で熱いゲームが多かった。1番思い出に残っているのは今季初戦の早大戦で藤田が逆転ホームランを打ったとき。これまで優勝を信じてやってきた。やるべきことはやった。あとは結果を信じて待つだけ。 」

植野主将「今日はもちろん最初から自分がやりたいという気持ちはあった。しかしベンチから試合を見ていて、選手みんなが集中していて、投手も向こうの打線を抑えて、さらに点が取れていた。先発の福山も調子がよかった。試合後のミーティング ではやはり早大・慶大などの結果次第でまだ戦いがあるかもしれないが、やるべき事はやったのでひとまずお疲れ様ということを話した。秋を通して印象に残ったのは立大戦。秋を通しては序盤勢いがあり、春の5位という最悪な結果の二の舞は嫌だったが、やはり優勝の経験がないということで慶大戦でその経験差が出てしまったが、そのあとの東大戦はすごい押せ押せムードだった。個人的には主将としても個人としても全てにおいて悔いが残るシーズンだった。」

金光監督「緊張感を持ってやるべきことをきちっとやり勝ち点を4にし、選手が最後までよくやってくれた。投手が中盤までゼロで抑えてくれた分攻撃にもリズムが出ていた。常に優勝を目標にしているがシーズンの二か月の長丁場は緊張感の維持が難 しいがそれを保っていけた。今はチーム内での競争が激しく選手もレギュラーを勝ち取るのが厳しくそれぞれ危機感を持ってやっている。そうしたなかで個々の力がついてくれば総合力が出てくる。1000勝、チーム本塁打記録の更新と記録を塗り替えたシーズンだったが選手がフォアザチームで勝つためにやった結果の記録。課題はディフェンス。慶大戦のように点を取れないときにどう守れるかが僅差の試合での分かれ目だ。そして自力で優勝につなげていければいい。」
*秋季リーグ戦 星取表(第7週まで)*
順位 チーム 法大 慶大 早大 明大 立大 東大 試合 勝点 勝率
法 大 × ●● ○●○ ○○ △○○ ○○ 12 .727
慶 大 ○○ × 10/30・31 ●○○ △●○* ○○ 10 .778
早 大 ●○● 10/30・31 × ○○ ○○ ○○ .778
明 大 ●● ○●● ●● × ○○ ●○○ 12 .417
立 大 △●● △○●* ●● ●● × ●○○ 13 .273
東 大 ●● ●● ●● ○●● ○●● × 12 10 .167

*立慶第4回戦は、第7週終了後、翌々日に行われます。


東大1回戦
東大を完封 田中彰個人シーズン本塁打記録更新!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週 VS 東 大 第1回戦
10月23日(土) 神宮球場

東  大
法  大
 

(東) ●木村、松岡、重信、近藤 ― 升岡

(法)○中野(5勝2敗)、若松 ― 植野、御手洗

[本](法)田中彰7号(5回ソロ=松岡)

   

 初回、法大は四球で出塁した1番・大引が相手の2つの暴投で本塁生還。なおも2番・普久原も四球で出塁。犠打で2塁に進み、4番・田中彰の左適時打で生還。2点を先制する。3回にも3番・藤田、6番・井上の適時打で3点を追加する。法大先発中野は2回から4回まで無死から走者を出すものの併殺などで切り抜け東大に点をやらず中盤へ。そして5回、法大の先頭打者、4番・田中彰が松岡の投球2球目をたたき左越えの本塁打とする。これがシーズン個人本塁打記録更新となる今季7本目の本塁打となり大歓声のなかダイヤモンドを一周した。法大は6回にも1番・大引の適時打で2点を追加。最後は若松が締めて東大を零封。法大が先勝した。    

*選手・監督の試合後のコメント*

中野投手(先発投手)「(今日の調子)良くなかった。なので、コントロールを意識して投げた。東大のバッターが早打ちしてくれたので球数も81球と少なかった。8回2/3での降板だったができれば最後までと思っていた。完封も意識していたので。今日は投げる前から完封をしようと思っていました。打者としても2回出塁で2回とも生還とチャンスメイクしたがたまたま。優勝には明日も負けられないが投げる機会があれば、0点に抑えて勝って、他のチームの結果を待ちたい」

若松投手「(8回の登板について)登板は直前に言われた。久々だったから心臓バクバクだった。緊張もした。調子は良かった。絶好調!練習でもシーズンに入ってからも良かった。(4年で最後となるが)野球をやることが最後となる。野球自体の集大成となるので悔いの残らないようにやろうと思ってる。(チームやベンチの雰囲気は)始まったときからよかったからそのいい雰囲気が続いていた。(明日に向けて)明日も自分が言われたら今日みたいなピッチングができるように気合いで頑張りたい」

田中彰選手(シーズン最多本塁打新記録となる7号本塁打)「嬉しいの一言。打ったのはストレート。打った瞬間にわかった。狙ってはいない。チームが勝てて嬉しい。(慶大1回戦で記録に並び1試合おいての記録更新)プレッシャーはなかった。特に意識せず打席に入った。明日はリーグ最終戦。悔いの残らない試合にしたい」

普久原選手「今日はチームの雰囲気が良く、のびのびテンポ良くプレーできていたと思う。(打順が大幅に組み替えられ、1番から2番に回ったことについて)オーダー発表の時に初めて知った。1番は出塁優先、2番は少しでも走者を進めて後ろにつなげようと心掛けた。(突然のスイッチ打法について)木村投手は外角低めの投球が良く、ちょっと左打席では厳しそうだったので。元々右打者だったし、練習は続けていたので打ってみた。最近は左打席の調子が良くないので、明日もスイッチでいく。明日も勝って、優勝の可能性を残して終わりたい」

大引選手「今日は高校以来の1番という打順だったがいつもより出塁することを心がけていた。(4回のタイムリーツーベースヒットについて)つなげていこうとしたが、内角に来たボールを身体をうまく回転できたのでタイムリーツーベースヒットになった。(明日勝てば今季最終戦になるが)4年生が最後になるので、みんな野球を楽しみながら勝ちたい」

植野主将「今日は相手のミスから先取点を取ることができたので楽になれた。今日の勝因は中野の好投。1週空いて調子はよかった。中野が東大打線を抑えて向こうに流れをもっていかせなかった。5回の田中彰の(シーズン個人最多本塁打)7号ソロはチームでも期待していたのは確か。打ちそうな感じがあったし、このHRでチームにさらに勢いがでた。試合後のミーティングで監督からは明日勝って連勝し、早大・慶大などの結果を待とうと言われた。自分もチームに東大には春の2戦目で負けているので気を抜かないようにと言った。まだ優勝の可能性が残っているのでチームも気合が入っている。明日は気を引き締めて連勝したい」

金光監督「中野は調子がよくなかったが点をやらない試合を作ってくれたので攻撃ものっていけた。慶大戦は本塁打での得点が多く打線のつながりがなかったので思い切って打線を組み替えた。田中彰の本塁打記録は積み重ねでのすばらしいこと。体はあるが下半身がシャープに切れないところがあったが、下半身に切れを出すように指導してきた。球をとらえる確率が上がり、開花したと思う。夏場の練習の成果が出ている。明日もやるべきことをきちっとやって結果を待ちたい」


慶大2回戦
慶大投手陣の前に完敗 自力V消える

東京六大学野球秋季リーグ戦 第5週 VS 慶 大 第2回戦
10月11日(月) 神宮球場

慶  大
法  大
 

(慶) ○加藤、日暮 ― 岡崎

(法)●中野(4勝2敗)、平野貴、下敷領 ― 御手洗

[本](法)松浦健2号(2回ソロ=加藤)

   

 先制したのは法大。2回、5番・松浦健に左越ソロ本塁打が出て1点先制。しかし慶大も4回、4番・早川が四球で出塁すると続く5番・中村の右中間2塁打で早川生還、同点に追いつく。中野、加藤両投手の投げ合いでそのまま試合は終盤へ。先に追加点を入れたのは慶大。1死2・3塁から1番・池辺の2ゴロが本塁への野選となり1点。なおも2番・堤野の適時2塁打、ここで投手が平野貴に交代。3番・塩谷の高くはねた投ゴロで3塁走者が生還しこの回3点を加える。慶大は9回にも4番・早川の適時打でさらに1点を加え、そのまま逃げ切った。法大は昨日今日と打線につながりがなく連敗。今季初めて勝ち点を落とした。    

*選手・監督の試合後のコメント*

中野投手(先発投手)「今日は、まず相手に点をやらないようにということを考えて投げた。調子は悪くもなく良くもなく。普通。(チームの雰囲気は)別に変わっていない。次のカードを取りに行こうということだけ。(次節の東大戦は)連勝で勝ち点を取って、他のチームの結果を待ちたい。」

松浦健選手(先制の本塁打)「(2回の先制本塁打)打ったのはストレート。打った瞬間に入ったと思った。慶大の投手陣はよかったが、自分の形で打つことだけを考えた。(4回2死1・2塁の場面で敬遠)あの場面はしょうがない。もし自分が監督でも敬遠させていた。(東大戦に向けて)しっかり2連勝して、後は結果を待つだけ。」

植野主将「力負けだった。昨日はミスが失点につながったのでミスをなくしていこうとチームで話した。優勝の可能性が消えたわけではないので次の東大戦は気持ちを切り替えて連勝で勝ち点を取っていきたい。」

金光監督「今日の試合は完敗だった。自分たちの形にできなかった。中野はあまりよくなかった。中盤ボールがいってなかったのでスイッチのタイミングを考えていた。球威が落ちた時につかまってしまった。平野貴はピンチをしのぐために登板させた。慶大の加藤投手は度胸がよく、打者に向かう気持ちが出てた。打順は、4番の藤田の調子があまりよくなかったのと相手が左投手だと思っていたので入れ換えた。まだ優勝の可能性は残っている。東大戦では必ず2連勝して、後は(他のチームの結果を)待つしかない。最後までしっかりやって勝ち点をとりたい。」

 
*秋季リーグ戦 星取表(第5週まで)*
順位 チーム 法大 慶大 早大 立大 明大 東大 試合 勝点 勝率
法 大 × ●● ○●○ △○○ ○○ 10/23・24 10 .667
慶 大 ○○ × 10/30・31 △●○* 10/16・17 ○○ .833
早 大 ●○● 10/30・31 × 10/16・17 ○○ ○○ .714
立 大 △●● △○●* 10/16・17 × 10/23・24 ●○○ .429
明 大 ●● ●● 10/16・17 10/23・24 × ●○○ .286
東 大 10/23・24 ●● ●● ○●● ○●● × .200

*立慶第4回戦は、第6週終了後、翌々日に行われます。


慶大1回戦
本塁打記録更新!終盤追い上げるも一歩及ばず

東京六大学野球秋季リーグ戦 第5週 VS 慶 大 第1回戦
10月10日(日) 神宮球場

法  大
慶  大 ×
 

(法)●福山(1敗)、下敷領 ― 植野、御手洗

(慶) ○合田、日暮 ― 岡崎

[本](法)田中彰6号(7回ソロ=合田)
      西川1号(9回ソロ=合田)

   

 法大は初回、1死満塁というチャンスを迎えるが5番・松浦健、6番・田中彰が打ち取られ得点できず。慶大は3回、連打と投手福山の牽制悪送球で1死2・3塁のチャンスを作り、2番・堤野の犠飛で1点を先制する。さらに6回には二つの四球と犠打処理の失策がからみ無死満塁とし、5番・中村の犠飛で1点追加。ここで法大は先発福山から下敷領に交代する。6番・岡崎は投ゴロで併殺を取りにいったところ二塁手山下の悪送球で打った岡崎が生き、その間に3塁走者が生還。慶大はこの回2点を加える。法大打線は慶大先発合田の緩い球にタイミングが合わずにいたが7回、6番・田中彰の4試合連続となる左越ソロ本塁打で1点を返す。試合はそのまま9回へ。9回法大は2死走者なしで7番・西川が2ストライクまで追い込まれるが試合を決めにかかった合田の球をライトフェンスぎりぎりで超える本塁打とする。1点差とするが続く8番・御手洗が倒れ試合終了。法大はこの試合で、チーム1シーズン最多本塁打記録を18本に更新。さらに、田中彰(4年)が1シーズン個人最多本 塁打記録6本に並ぶという記録を重ねた試合で勝ち星を落とし明日の第2戦で勝敗をタイに持ち込みたい。   

*選手・監督の試合後のコメント*

福山投手「(今日は守備に足を引っ張られたようだが)そんなことはない。今日は調子も良かった。(リズムを崩したなどはあったか)そんなこともない。ただ、高めに浮いたボールを外野まで運ばれたので、悔いが残る。(慶大戦が優勝をかけた大一番だが)意識してなかったと言えば嘘になる。勝たなければいけないという意識が強かった。(慶大打線の調子が良いようだが、特に意識したことは)慶大打線はインコースに甘く行くと、長打力があるので、外のコントロールを意識して投げた。(明日へ向けて)今のうちの打力から考えると、今日負けたのも不思議なくらい。とりあえず明日勝って、明後日合田を打ち崩して逆転して勝ちたい。」

田中彰選手(記録に並ぶ第6号本塁打)「(東京六大学野球リーグレコード・個人1シーズン最多本塁打に並ぶ第6号本塁打)嬉しいです。記録は少し意識した。合田はいい投手。いい投手から打てたのがよかった。春の借りを返せた。天候で試合順延になるのは特に意識していない。負けはしたが粘れた。明日に繋げられた。」

西川選手(9回に本塁打)「(ホームランについて)2アウトだったので自分のバッティングをしようと思い切りフルスイングをした。打った球はインコースのスライダー。入ると思わなかったけど行ってくれた。(今日の調子)結構ボールが見えて調子はよかった。(今日の試合内容について)ミスをした方が試合は負ける。ここで負けて引き締めて明日は引き締まった試合をしたい。(明日の試合に向けて)明日は負けられないので必死にチームに貢献したい。」

植野主将「今日は点を競った試合だったがミスで自滅し負けてしまった。6回に2点を取られたときもノーヒットの状態で自分のミスを含めミスで自滅してしまった。競った試合でミスが命取りになるということを思い知った。先発の福山はこの秋一番調子がよかったが、ミスで自滅してしまった。(約一ヶ月ぶりの負けでチームのムードは)負けは気にはしていない。とにかく明日に向けて卑屈にならずに気持ちを切り替えていきたい。」

金光監督「1回の満塁がポイント。点が取れず、立ち上がりが悪かった。福山は良くも悪くもなかった。四球が点に絡む。コントロールを身につけることがまだ必要だ。(慶大の合田投手について)コントロールもいいし、緩い球は打ちにくい。いいピッチングだった。(田中彰の本塁打記録)勝利に結びついたらもっとよかった。(今日の試合は)ミスが得点に絡んでしまった。接戦のゲームでミスが出たら負け。ミスがないチームにならないといけない。選手もわかっているので明日切り替えていきたい。」


明大2回戦 投打に圧勝!明大から5季ぶりの勝ち点

東京六大学野球春季リーグ戦 第4週 VS 明 大 第2回戦
10月6日(水) 神宮球場

明  大
法  大 × 11
 

(明)●清代(2勝2敗)、古川、水田、丹野 ― 大森

(法)○中野(4勝1敗)、平野貴― 植野

[本] (法)田中彰4号(4回2ラン=清代)、5号(5回ソロ=清代)

      植野2号(8回2ラン=丹野)
     
              
 

連勝して勝ち点を挙げたい法大は中野、平野貴の継投で明大打線を2失点に抑える。打っても法大は、4回6番・田中彰の2ランで先制。その後も1番・普久原の中前適時打で1点を追加する。さらに、満塁から3番・大引が走者一掃の中越三塁打を放つ。この回打者一巡の猛攻で一挙6点を挙げ、試合を決めた。5回には田中彰の2打席連続本塁打、6回7回にも1点ずつ得点し、8回には8番・植野が2ランを放ち、計11得点を挙げ快勝した。法大は通算成績を6勝1敗1分、勝ち点を3とした。  
 

*選手・監督の試合後のコメント*

中野投手「(今日の調子)そんないい方ではない。完投は意識せずいけるとこまでいこうと思った。(大量点をもらった前と後では)特に意識せず、点を獲った後もしっかり抑えようと考えていた。(試合が雨で流れたが調整は)明治の初戦でも投げていたので平気だった。(次の試合まで間隔がないが)しょうがないことなのでしっかり調整していきたい。(次の慶應戦に向けて)2連勝して勢いにのっていきたい。」

田中彰選手(2打席連続の本塁打)「(4回の本塁打)とにかく先制点が欲しくてそのことだけを考えて打席に入った。打ったのはストレート。打った瞬間に入ると思った。5回は1打席1打席を大切にしようと思った。本塁打になってすごく嬉しい。慶大戦も一戦一戦を大切にみんなで勢いに乗って勝っていきたい。」

大引選手(3安打4打点の活躍)「今シーズンは打点にこだわってやっている。チームに貢献できる面も打撃が大きい。3番を任されているのでチャンスで回ってきたら自分で返し、後につなげていくバッティングをしていきたい。三日あいたが気持ちを集中させて練習していた。春優勝した明治に勝ったので勢いに乗って慶大戦では優勝を意識することなくいつもどおりやっていきたい。」

植野主将「(本塁打について)入るかわからなかった。全力で打っただけ。高めを狙っていたから当たりはよかったと思う。(2戦目まで間が空いたが)雨で練習ができず不安があったが、試合はこちらのペースだったので不安はなくなった。今日 の試合では、ピッチャーがランナーを蓄めず、向こうのペースにしなかったところがよかった。中野は真っすぐがよかった。(次の慶大戦に向けて)優勝決定戦にもなると思う。慶大はピッチャーよりバッターが強い。抑えることができればと思う。バッテリーでミーティングをやっていきたいと思う。」

金光監督「打線がいいかたちで点を取ってくれた。中野も大量点に守られ投げられた。試合が中止だった間は室内練習場での練習でバッティングの感覚 がつかみずらいこともあったがセンターに打ち返すことを心掛けさせた。本塁打2本の田中彰は状態 が良く当たっている。次の慶大戦は優勝を意識せず目の前の慶大から勝ち点を取ることを考えてやっていきたい。」

 
*秋季リーグ戦 星取表(第4週まで)*
順位 チーム 法大 早大 慶大 明大 立大 東大 試合 勝点 勝率
法 大 × ○●○ 10/9・10 ○○ △○○ 10/23・24 .857
早 大 ●○● × 10/30・31 ○○ 10/16・17 ○○ .714
慶 大 10/9・10 10/30・31 × 10/16・17 △●○ ○○ .750
明 大 ●● ●● 10/16・17 × 10/23・24 ●○○ .286
立 大 △●● 10/16・17 △○● 10/23・24 × 10/9・10 .250
東 大 10/23・24 ●● ●● ○●● 10/9・10 × .143


明大1回戦
明大に先勝 2ケタ安打の16得点で大勝!!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第4週 VS 明 大 第1回戦
10月2日(土) 神宮球場

法  大 16
明  大
 

(法)福山、○下敷領(1勝)、中野 ― 植野

(早) ●丹野、小山、古川、水田、久米 ― 柴田、大森

[本](法)田中彰2号(3回ソロ=小山)、3号(4回満塁=小山)
      植野1号(3回ソロ=小山)
      大引2号(5回2ラン=古川)
      村上1号(8回2ラン=久米)

   (明)原島(5回2ラン=下敷領)  

 開幕から好調なスタートを切った法大。この日も初回から、5番・松浦健、6番・田中彰の連続適時打で2点を先制する。5回まで毎回得点を続けた打線は、田中彰が2打席連続本塁打など5安打6打点。さらに、3回には主将・植野が公式戦初本塁打、5回には大引が、8回には代打・村上がそれぞれ本塁打を放ち、2ケタ18安打の猛攻で16得点と明大を圧倒した。しかし、投手陣が隔回ごとに明大打線につかまり、8点を献上してしまったのが課題となった。 
 

*選手・監督の試合後のコメント*

下敷領投手(今季初勝利)「(初勝利について)野手に助けられて転がってきた勝利。内容は悪かった。空き週があって調子はよくなってきている。(打線が好調だが)自分がまだのりきれてないので早くのりたい。チームの雰囲気はすごくいい。(今日の明大は)対打線というより、自分のボールに一生懸命だった。(明日に向けて)投げられるならチームのために貢献できるよう頑張りたい。」

大引選手(2ラン本塁打含む3安打3打点)「(試合を振り返って)序盤から乱打戦になり、終盤までもつれていくと思っていた。(5回の2ランホームランについて)打った球は、インコースのカーブ。点差が開いていたがホームランは狙ってはなかった。3番という打順だが大きいのは狙わず、なんとかして出塁しようと打席に立っている。チームの調子は良く全体的に集中出来ている。明日も勝ち連勝して次の慶応戦に繋ぎたい。」

村上選手(代打本塁打)「(代打で本塁打を打ったときの気持ち)ノーアウト2塁だったので、そのことを考えながらチームに貢献しようと思った。本塁打は狙ってなかった。みんな打っているから勢いで持っていければと考えていた。(今日は代打のみだったが)もちろんスタメンで出たい気持ちはあるが、チームに自分を役立てる気持ちが大きい。(明日の試合に向けて)明日も勝っていきたい。自分が出たらチームに貢献できるようにしたい。」

山下選手(4安打の活躍)「練習での調子は普通でしたが、後ろの大引くんの調子がいいので、大引くんに繋げていこうと、チャンスを作ろうと思っていた。今日は、みんな、歯車がかみ合い、チャンスでしっかり打てたので二桁得点に繋がったと思う。明日は、今日のことは忘れて、トーナメントのつもりで戦っていきたい。」

田中彰選手(2打席連続本塁打)「(3回のソロ本塁打)打ったのは真ん中のストレート。外野フライでもいいという気持ちで打席に入った。打った瞬間に入ると思った。(4回の満塁本塁打)打ったのはスライダー。ボールがよく見えている。立大3回戦で1本出て波に乗れ、嬉しい。三塁打が出ればサイクルヒットになることは分かっていたので8回の打席は狙っていったが二塁打に終わったのは仕方がない。チームの勢いがすごい。明日もとにかく勝つ。」

植野主将「(今日の試合を振り返って)今日は自分達がいかに明大打線を抑えるかが勝負だった。打線の方はいつ点を獲られるか分からなかったので点を獲りにいこうという感じで、ベンチは楽勝ムードではなかった。先発の福山は調子は悪くなかったが警戒しすぎて自分を追い込んでいってしまった。2番手の下敷領は秋の中で1番調子がよかったが、無駄な四球や点が多かった。(3回の本塁打は)手応えあった!打った瞬間に確信した。ストレートを狙っていった。今日は大量得点で勝てたが無駄な点も多かった。明日も1戦1戦トーナメントのような気持ちで戦って勝ち点を獲りたい。」

金光監督「大量得点だったが8点を取られたということが課題だ。今日のように打てることはあまりないのでまた明日からバッティングは基本にもどっていかに点をやらないかを意識していきたい。先発福山はリズムが良くなく続投は難しそうだったので代えた。明治からもしばらく勝ち点を取ってないので明日一気に勝って勝ち点を挙げたい。」


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